翔ろ! 俺のソウル‼
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松風天馬が率いるアースイレブン対剣城京介が率いるファラム・ディーテ。宇宙の生き残りを賭ける戦いは、同時にブラックホールを消し去る、コズミックプラズマ砲のエネルギーとなるライフエナジーを溜める準備でもある。
両チームとも2対2の同点で激しい攻防を繰り広げる中、ファラム・ディーテの監督である黒岩流星が選手交代を告げる。フィールドに交代要員として現れたのは――なんと、黒岩本人だった。
このグランドセレスタギャラクシー大会本部曰く、『監督が選手として出場しても問題はない』という。しかしそれでも通常ではありえないので、ファラム・ディーテの選手たちも驚きを隠せずにいた。
「コンディションは完璧だ」
「っ……!」
「まさか、黒岩監督自身がでるなんて……」
監督としての能力が高いのは天馬も円堂瑞貴たちも承知済みだ。しかし選手としての能力はわからない。中学生時代では雷門中でイナズマイレブンの一人でもあったが、そのときの選手能力はこの場の誰も知らないのだ。
混乱のさなかで試合再開。セレン=メルヴィルがドリブルしながら野咲さくらをかわし、黒岩にボールを回す。ジャンプして受け取った黒岩に立ち塞がるのは天馬だ。
「行かせない!」
「フッ」
(全然隙がない!)
「話にならん!」
「あっ!」
競り合いで天馬は全然ボールに触れることができず、黒岩の突破を許してしまった。
「あなたは、何が目的なんですか!?」
「答えは自ら見つけ出すものだ!」
(いったい何が言いたい!?)
向かいからやって来ながら問う神童拓人も、黒岩は難なく突破した。
そして黒岩は前線に控えていたリュゲル=バランとガンダレス=バランと共に必殺技の体勢に入り、黒岩が指笛を吹くとバラン兄弟は同時に走り出す。
「皇帝ペンギン……」
「「2号!」」
「あれは!」
「有人たちの必殺技!?」
十年前に生み出された必殺技・皇帝ペンギン2号が放たれたのを見て、天馬と瑞貴は驚いて目を見開いた。
「ぎんがロケット!」
だが、そのシュートも西園信助は見事必殺技で弾き飛ばすことができた。
防いだとはいえ、見たことのない強烈な必殺シュートは井吹宗正もベンチから見て驚きを隠せなかった。空野葵も他の使い手は幾人か見たが、それが元になったのは雷門中の永遠のライバル・帝国学園からのだと知っている。
「スゴいシュートだ……!」
「あれは確か、帝国学園の技よ」
「そう……。そして2号として改良する前の『皇帝ペンギン1号』は、黒岩監督自身が考えた必殺技でもあったの」
「「ええっ!?」」
「もう十年も前の話だからね。でもまさか、今のあの人が使えるなんて思いもしなかったけど……」
瑞貴の話は井吹どころか葵すらも知らなかった。皇帝ペンギン系の必殺技は帝国学園が生み出し、当時雷門中サッカー部の選手であった瑞貴は幾度もその必殺技に苦戦してきたのだ。
――だが、黒岩ばかり気にしてもいられない。ファラム・ディーテのチームワークとて並ではない。
「リュゲル!」
「ツルギ!」
ドリブルしていたヒラリ=フレイルが九坂隆二と競り合いになる前にリュゲルにパスし、リュゲルは天馬をかわして剣城に回す。剣城がドリブルする先にはディフェンス陣の前に神童が立ちはだかる。
トンッ。
「なっ!?」
「へへっ! ほ~ら」
なんと剣城は途中でバックパスをし、神童が気を取られている隙に剣城のうしろにいたロダン=ガスグスがボールを高く上げた。するとそれは神童の頭上を越え、すでに彼を追い越していた剣城がボールを取る。
両チームとも2対2の同点で激しい攻防を繰り広げる中、ファラム・ディーテの監督である黒岩流星が選手交代を告げる。フィールドに交代要員として現れたのは――なんと、黒岩本人だった。
このグランドセレスタギャラクシー大会本部曰く、『監督が選手として出場しても問題はない』という。しかしそれでも通常ではありえないので、ファラム・ディーテの選手たちも驚きを隠せずにいた。
「コンディションは完璧だ」
「っ……!」
「まさか、黒岩監督自身がでるなんて……」
監督としての能力が高いのは天馬も円堂瑞貴たちも承知済みだ。しかし選手としての能力はわからない。中学生時代では雷門中でイナズマイレブンの一人でもあったが、そのときの選手能力はこの場の誰も知らないのだ。
混乱のさなかで試合再開。セレン=メルヴィルがドリブルしながら野咲さくらをかわし、黒岩にボールを回す。ジャンプして受け取った黒岩に立ち塞がるのは天馬だ。
「行かせない!」
「フッ」
(全然隙がない!)
「話にならん!」
「あっ!」
競り合いで天馬は全然ボールに触れることができず、黒岩の突破を許してしまった。
「あなたは、何が目的なんですか!?」
「答えは自ら見つけ出すものだ!」
(いったい何が言いたい!?)
向かいからやって来ながら問う神童拓人も、黒岩は難なく突破した。
そして黒岩は前線に控えていたリュゲル=バランとガンダレス=バランと共に必殺技の体勢に入り、黒岩が指笛を吹くとバラン兄弟は同時に走り出す。
「皇帝ペンギン……」
「「2号!」」
「あれは!」
「有人たちの必殺技!?」
十年前に生み出された必殺技・皇帝ペンギン2号が放たれたのを見て、天馬と瑞貴は驚いて目を見開いた。
「ぎんがロケット!」
だが、そのシュートも西園信助は見事必殺技で弾き飛ばすことができた。
防いだとはいえ、見たことのない強烈な必殺シュートは井吹宗正もベンチから見て驚きを隠せなかった。空野葵も他の使い手は幾人か見たが、それが元になったのは雷門中の永遠のライバル・帝国学園からのだと知っている。
「スゴいシュートだ……!」
「あれは確か、帝国学園の技よ」
「そう……。そして2号として改良する前の『皇帝ペンギン1号』は、黒岩監督自身が考えた必殺技でもあったの」
「「ええっ!?」」
「もう十年も前の話だからね。でもまさか、今のあの人が使えるなんて思いもしなかったけど……」
瑞貴の話は井吹どころか葵すらも知らなかった。皇帝ペンギン系の必殺技は帝国学園が生み出し、当時雷門中サッカー部の選手であった瑞貴は幾度もその必殺技に苦戦してきたのだ。
――だが、黒岩ばかり気にしてもいられない。ファラム・ディーテのチームワークとて並ではない。
「リュゲル!」
「ツルギ!」
ドリブルしていたヒラリ=フレイルが九坂隆二と競り合いになる前にリュゲルにパスし、リュゲルは天馬をかわして剣城に回す。剣城がドリブルする先にはディフェンス陣の前に神童が立ちはだかる。
トンッ。
「なっ!?」
「へへっ! ほ~ら」
なんと剣城は途中でバックパスをし、神童が気を取られている隙に剣城のうしろにいたロダン=ガスグスがボールを高く上げた。するとそれは神童の頭上を越え、すでに彼を追い越していた剣城がボールを取る。