翼を捨てた戦士たち
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惑星ガードンでの特訓の最中、松風天馬は再びカトラ=ペイジと出会う。彼女が言うにはこの星にも宇宙を救う希望のカケラがあり、それを翼を持つ東の種族が持っているとのことで、円堂瑞貴を含めアースイレブンは三グループに分かれて探すことになった。
その一方で、ガードンイレブンの元にはファラム・オービアスからロダン=ガスクスが助っ人としてやって来た。さっそくロダンは試合前にアースイレブンを排除しようと企み、希望のカケラを探す彼らにそれぞれ妨害を仕掛ける。彼が操縦する機械鳥の攻撃により、瑞貴と神童拓人と井吹宗正はマグマが流れる崖の下に落ちてしまった。
「「「っつ……!」」」
幸いにも三人は崖の下にある小さな岩場にいて、マグマの中に落ちることはなかった。しかし衝撃があったことには変わりないので体を多少痛めてしまった。
「二人共、大丈夫?」
「はい……」
「なんとか……」
瑞貴が安否を確認すると二人は頷いて無事だと告げ、三人は立ち上がって上を見る。先ほど落ちた崖の部分が見えているとはいえ、高さはかなりあった。
☆☆☆☆☆
ガードンステーションにあるギャラクシーノーツ号の前に帰って来た二チームは、先に戻っていた葵からドリンクとタオルを受け取っていた。
「お疲れ様。はい」
「サンキュ」
「で、どうだった? 東の種族には会えたの?」
「ダメだった……。道には迷うし、なんの手掛かりもつかめなかったよ……」
「僕たちも会えなかったんだ……」
「あとは、瑞貴さんたちだけね」
西園信助たちも天馬たちと同じで収穫はなかった。その原因の一つは、ロダンによる妨害工作のせいでもあるのだが、彼らはそれを知る由もない。
すると噂をすればというのか、皆帆和人と森村好葉が駆け足で帰って来た。しかしその表情はかなり焦っており、共に行動していた他の三人の姿がない。
「瑞貴さんと神童くんと井吹くんは!?」
「えっ? 一緒じゃなかったの?」
「「!」」
「どうした?」
「……離れ離れになっちゃった」
「ええっ!?」
☆☆☆☆☆
元の道に戻るため、瑞貴と神童と井吹の三人は崖を登ろうと試みているが……。
ガッ!
「わっ!」
「「瑞貴さん!」」
手をつかんだ岩が外れてしまい、瑞貴は元の場所に落ちて尻餅をついてしまった。
「う、うわっ!」
「神童! ――っ、おわー!」
「宗正くん!」
同じく神童も井吹も落ちてしまうが、神童は瑞貴と同じく岩場に着いたが、井吹は勢いを付け過ぎて二人よりも後方へ転がる。すると井吹は岩場から離れ、マグマに身を投げてしまうと……。
ガシッ!
「一気に引くよ、せーの!」
間一髪で瑞貴と神童が井吹の腕をそれぞれつかみ、瑞貴の合図で一斉に力を入れると井吹は無事に岩場へと戻ることができた。
「危なかった……」
「助かった……」
「危機一髪だったね……」
神童も井吹も瑞貴もホッとするが思ったよりも岩肌は脆いようで、今の状況を思うとまたすぐに崖を登ろうは思わない。
その一方で、ガードンイレブンの元にはファラム・オービアスからロダン=ガスクスが助っ人としてやって来た。さっそくロダンは試合前にアースイレブンを排除しようと企み、希望のカケラを探す彼らにそれぞれ妨害を仕掛ける。彼が操縦する機械鳥の攻撃により、瑞貴と神童拓人と井吹宗正はマグマが流れる崖の下に落ちてしまった。
「「「っつ……!」」」
幸いにも三人は崖の下にある小さな岩場にいて、マグマの中に落ちることはなかった。しかし衝撃があったことには変わりないので体を多少痛めてしまった。
「二人共、大丈夫?」
「はい……」
「なんとか……」
瑞貴が安否を確認すると二人は頷いて無事だと告げ、三人は立ち上がって上を見る。先ほど落ちた崖の部分が見えているとはいえ、高さはかなりあった。
☆☆☆☆☆
ガードンステーションにあるギャラクシーノーツ号の前に帰って来た二チームは、先に戻っていた葵からドリンクとタオルを受け取っていた。
「お疲れ様。はい」
「サンキュ」
「で、どうだった? 東の種族には会えたの?」
「ダメだった……。道には迷うし、なんの手掛かりもつかめなかったよ……」
「僕たちも会えなかったんだ……」
「あとは、瑞貴さんたちだけね」
西園信助たちも天馬たちと同じで収穫はなかった。その原因の一つは、ロダンによる妨害工作のせいでもあるのだが、彼らはそれを知る由もない。
すると噂をすればというのか、皆帆和人と森村好葉が駆け足で帰って来た。しかしその表情はかなり焦っており、共に行動していた他の三人の姿がない。
「瑞貴さんと神童くんと井吹くんは!?」
「えっ? 一緒じゃなかったの?」
「「!」」
「どうした?」
「……離れ離れになっちゃった」
「ええっ!?」
☆☆☆☆☆
元の道に戻るため、瑞貴と神童と井吹の三人は崖を登ろうと試みているが……。
ガッ!
「わっ!」
「「瑞貴さん!」」
手をつかんだ岩が外れてしまい、瑞貴は元の場所に落ちて尻餅をついてしまった。
「う、うわっ!」
「神童! ――っ、おわー!」
「宗正くん!」
同じく神童も井吹も落ちてしまうが、神童は瑞貴と同じく岩場に着いたが、井吹は勢いを付け過ぎて二人よりも後方へ転がる。すると井吹は岩場から離れ、マグマに身を投げてしまうと……。
ガシッ!
「一気に引くよ、せーの!」
間一髪で瑞貴と神童が井吹の腕をそれぞれつかみ、瑞貴の合図で一斉に力を入れると井吹は無事に岩場へと戻ることができた。
「危なかった……」
「助かった……」
「危機一髪だったね……」
神童も井吹も瑞貴もホッとするが思ったよりも岩肌は脆いようで、今の状況を思うとまたすぐに崖を登ろうは思わない。