皆帆のオウンゴール!
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ついに始まったサザナーライレブンとの試合。相手の心が読める相手にどう戦うかとアースイレブンが困惑する中、キャプテン・ポワイ=ピチョリを筆頭とするサザナーライレブンは、瞬木隼人の心・アズルの闇に気づき膨張した上で崩壊させようとした。
しかしそれが裏目となり、松風天馬の暖かいアズルの心により瞬木は自分の漆黒のアズルをコントロールし、ソウル・ハヤブサを生み出すことができた。そして1対1と前半が終了する中、ファラム・オービアスから来た紫天王・ヒラリ=フレイルが後半に参戦することになった。
《イェーイ! グランドセレスタギャラクシー二回戦・サザナーラVSアースイレブン!! 前半終わって1対1の同点、まもなく後半開始だ!!》
「助っ人のご登場か……!」
「フフッ。さあ、ここからが本番よ。このヒラリ=フレイルが捻り潰してあげるわ……!」
「っ!」
「ああっ……!」
ヒラリにより生体エネルギーを吸い取られたサラマ=サラサが、担架で運ばれていくのを見送った鉄角真。お出まししたヒラリを見やると、彼女は不気味に笑っていたので皆帆和人や森村好葉は悪寒が走った。
「あなたたち! ちゃんと私のアズルを見て、パスするのよ!」
「やな感じ。ポワイああいうの大っ嫌い!」
「ポワイ様」
「……わかってるよ。みんな、遠慮はいらないからね! ポワイたちの力、思い知らせてやりましょう!」
「「「「「はい!」」」」」
指示を出すヒラリにポワイ=ピチョリは頬をふくらましたが、ガリラ=ザブが諌めると渋々了承し仲間の士気を上げさせた。
(後半も心を読んで来るか……)
(たとえ心を読まれようと、負けるもんか!)
それを見て前半同様に『心は見ない』と言いながら確実に見てで来ることを察し、警戒する神童拓人や松風天馬。だが、その空気を壊すように瞬木が振り向く。
「遅れるな! 俺に付いてこられない奴は必要ない!」
「瞬木くん、自分を出せるようになったのはよかったけど……」
「ノリすぎだよね……」
「まあ、本音をぶつけ合える仲になれたってことだよ」
本性を出して遠慮なく言いたいことを言う瞬木に、空野葵と西園信助と瑞貴はベンチから苦笑した。
(あいつのアズルだけは変化が読めない。ムリに見ようとすれば、こちらのアズルが崩壊してしまう。だが、それ以外の奴の奴らのアズルは……――手に取るようにわかる!)
前半で瞬木のアズルを見ようとしたネス=ビーチャが逆にダメージをくらったのを見て、パトゥル=ドボは人知れず作戦を変更していた。
アースイレブンのキックオフで後半開始。瞬木からボールを受け取った市川座名九郎が上がっていく。
「キャプテン!」
「さくら!」
市川、天馬、さくらへとボールを繋いで上がる。するとさくらはゴールまで一直線に開いた道を見つけた。
(抜ける!)
(フッ)
「ふんっ!」
「きゃあ!」
自分のテクニックならいけると思ったさくらだが、カピス=タマルが口角を上げると同時にうしろからヴァルハ=ポロポがスライディングでボールを弾いた。
「さくら!」
「クッ! 心を読んだのか!」
「…………」
絶妙なタイミングでスライディングにより弾かれたボールがカピスの元へ行ったので、天馬はさくらを心配して声を上げ、鉄角はサザナーライレブンが心を見たことに気づき、皆帆は顎に手を当てて観察する。
「カピス! ――っ!?」
「…………」
「言われなくてもわかってるってわけね」
ヒラリが走りながら声を上げてすぐにボールが送られてきた。若干驚いたものの、カピスが黙って目線を送って来たのでちゃんとアズルを見てくれたのだとヒラリはわかった。そしてそのままドリブルで上がる。
(あいつは、他の星から来た助っ人……心を読まれることのない。この身さえ飲まれなきゃ……)
唯一サザナーラ人ではないヒラリなら突破口はあると、九坂隆二は果敢に向かっていく。
「こっちのもんだ!」
「ふっ! はっ! ジャックナイフ!」
「わあああっ!」
「九坂!」
「「!」」
「フフッ、私に触ると怪我してよ?」
圧縮した水が伸びて九坂の背後に回り突き刺して動きを止めると、その隙にヒラリは水の刃で弾き飛ばす。強い威力を持つ必殺技に天馬や神童や座名九郎は目を見開いた。
しかしそれが裏目となり、松風天馬の暖かいアズルの心により瞬木は自分の漆黒のアズルをコントロールし、ソウル・ハヤブサを生み出すことができた。そして1対1と前半が終了する中、ファラム・オービアスから来た紫天王・ヒラリ=フレイルが後半に参戦することになった。
《イェーイ! グランドセレスタギャラクシー二回戦・サザナーラVSアースイレブン!! 前半終わって1対1の同点、まもなく後半開始だ!!》
「助っ人のご登場か……!」
「フフッ。さあ、ここからが本番よ。このヒラリ=フレイルが捻り潰してあげるわ……!」
「っ!」
「ああっ……!」
ヒラリにより生体エネルギーを吸い取られたサラマ=サラサが、担架で運ばれていくのを見送った鉄角真。お出まししたヒラリを見やると、彼女は不気味に笑っていたので皆帆和人や森村好葉は悪寒が走った。
「あなたたち! ちゃんと私のアズルを見て、パスするのよ!」
「やな感じ。ポワイああいうの大っ嫌い!」
「ポワイ様」
「……わかってるよ。みんな、遠慮はいらないからね! ポワイたちの力、思い知らせてやりましょう!」
「「「「「はい!」」」」」
指示を出すヒラリにポワイ=ピチョリは頬をふくらましたが、ガリラ=ザブが諌めると渋々了承し仲間の士気を上げさせた。
(後半も心を読んで来るか……)
(たとえ心を読まれようと、負けるもんか!)
それを見て前半同様に『心は見ない』と言いながら確実に見てで来ることを察し、警戒する神童拓人や松風天馬。だが、その空気を壊すように瞬木が振り向く。
「遅れるな! 俺に付いてこられない奴は必要ない!」
「瞬木くん、自分を出せるようになったのはよかったけど……」
「ノリすぎだよね……」
「まあ、本音をぶつけ合える仲になれたってことだよ」
本性を出して遠慮なく言いたいことを言う瞬木に、空野葵と西園信助と瑞貴はベンチから苦笑した。
(あいつのアズルだけは変化が読めない。ムリに見ようとすれば、こちらのアズルが崩壊してしまう。だが、それ以外の奴の奴らのアズルは……――手に取るようにわかる!)
前半で瞬木のアズルを見ようとしたネス=ビーチャが逆にダメージをくらったのを見て、パトゥル=ドボは人知れず作戦を変更していた。
アースイレブンのキックオフで後半開始。瞬木からボールを受け取った市川座名九郎が上がっていく。
「キャプテン!」
「さくら!」
市川、天馬、さくらへとボールを繋いで上がる。するとさくらはゴールまで一直線に開いた道を見つけた。
(抜ける!)
(フッ)
「ふんっ!」
「きゃあ!」
自分のテクニックならいけると思ったさくらだが、カピス=タマルが口角を上げると同時にうしろからヴァルハ=ポロポがスライディングでボールを弾いた。
「さくら!」
「クッ! 心を読んだのか!」
「…………」
絶妙なタイミングでスライディングにより弾かれたボールがカピスの元へ行ったので、天馬はさくらを心配して声を上げ、鉄角はサザナーライレブンが心を見たことに気づき、皆帆は顎に手を当てて観察する。
「カピス! ――っ!?」
「…………」
「言われなくてもわかってるってわけね」
ヒラリが走りながら声を上げてすぐにボールが送られてきた。若干驚いたものの、カピスが黙って目線を送って来たのでちゃんとアズルを見てくれたのだとヒラリはわかった。そしてそのままドリブルで上がる。
(あいつは、他の星から来た助っ人……心を読まれることのない。この身さえ飲まれなきゃ……)
唯一サザナーラ人ではないヒラリなら突破口はあると、九坂隆二は果敢に向かっていく。
「こっちのもんだ!」
「ふっ! はっ! ジャックナイフ!」
「わあああっ!」
「九坂!」
「「!」」
「フフッ、私に触ると怪我してよ?」
圧縮した水が伸びて九坂の背後に回り突き刺して動きを止めると、その隙にヒラリは水の刃で弾き飛ばす。強い威力を持つ必殺技に天馬や神童や座名九郎は目を見開いた。