目覚めよ! 俺のダークサイド‼
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アースイレブンの次の相手であるサザナーラ人は、相手の心が見える能力を持っている。サッカーバトルで敗北した原因はそれであり、心を見られて動きを読まれてしまう以上、どう相手すればいいのかと課題が出たアースイレブン。
サザナーラ人から『孤独』と告げられた瞬木隼人は過去を思い出し葛藤する中、松風天馬は彼と真に一緒に戦うためにはどうすればいいかと思い悩むのだった。
ファラム・オービアスにいる剣城京介は、ララヤ=オビエスから夫どころか『王になれ』と告げられて戸惑っていた。何故異星人の自分に頼むのかわからず、窓の外の景色を見つめながら考える。
「それで、王になる決心はついたかの?」
「ララヤは何故、俺にファラム・オービアスの王になってほしいんだ?」
「ツルギなら、きっとこの星をよくしてくれる! なんとなくそう思うのじゃ……。ツルギの目を見ていると、そう思えるのじゃ……」
「この星はもう充分に、いい星じゃないのか?」
「えっ……。も、もちろんじゃ! 二つとないほどによい星じゃ! じゃが……わらわは何故か、穏やかな気持ちになれぬ。何故じゃろう……?」
不安な顔を浮かべるララヤ。彼女は女王として民に慕われているし、人々を笑顔にするために尽くしているに違いない。しかし何か言い得ぬ不安があるのだろうと剣城は察した。
「ララヤ。王になるか決める前に、もっとこの星のことを知りたい。俺を今日一日、自由にしてくれないか?」
「っ、その手には乗らぬ! そうやって逃げる気じゃな!」
「俺はちゃんと戻って来る。約束する」
「…………」
疑いの眼差しを向けるララヤに、剣城は微笑みながら肯定するように頷いた。
「フゥ……わかった、いいじゃろう。一日だけじゃぞ!」
根負けしたララヤは、剣城を一日自由に行動することを承諾するのだった。
☆☆☆☆☆
試合会場であるスターシップスタジアムが憩いのドームに現れたので、天馬を筆頭にアースイレブンと円堂瑞貴は下見にやって来た。
「ここが今回の試合会場ですか……」
「明日の相手は、人の心が見えるサザナーラ人。厳しい試合になるね……」
真名部陣一郎たちが客席からフィールドを見下ろすと、瑞貴はサザナーラ人の能力を思い出した。
サザナーラ人は『アズル』という相手の心を色や形で見分けることができる。天馬たちがサッカーバトルで負けたのも、そのアズルを読まれたからなのだ。
「けど、相手がどんな力を持っていようと、俺たちは俺たちのサッカーをやるだけだ! 全力でぶつかっていくぞ!」
「「「「「オウッ!」」」」」
☆☆☆☆☆
翌日、ついに試合開始直前となりスタジアムの観客席はサザナーラ人で満席になっていた。
《Welcome to ~~the Cosmic soccer world!! 実況はわたくし、スーパー解説者・ダクスガン=バービュー!! 今日はここ、サザナーラ星からグランドセレスタギャラクシー二回戦、サザナーラVSアースイレブンの試合を、Now on Air!》
先にスタジアムのベンチにいるサザナーライレブンの中には、ファラム・オービアス紫天王・ヒラリ=フレイルがいる。サザナーライレブンはアズルが見えるためヒラリの助っ人は必要ないと判断したが、ヒラリは劣勢が出たら参加する気満々だ。
そこへアースイレブンが入場すると、サザナーライレブンは一斉にアズルを見た。多数は緑のアズルが出ているが、天馬は太陽のように光り輝き、対して瞬木はドス黒いアズルを持っていた。
「何よあのアズル、グチャグチャじゃない! それに色も真っ黒だし!」
「あんな醜いアズル、初めてかも!」
「怖~い!」
瞬木のアズルを見てカピス=タマルは顔をしかめるが、チュルカ=ポッタやウルミ=チャププは逆に興味津々だった。
サザナーラ人から『孤独』と告げられた瞬木隼人は過去を思い出し葛藤する中、松風天馬は彼と真に一緒に戦うためにはどうすればいいかと思い悩むのだった。
ファラム・オービアスにいる剣城京介は、ララヤ=オビエスから夫どころか『王になれ』と告げられて戸惑っていた。何故異星人の自分に頼むのかわからず、窓の外の景色を見つめながら考える。
「それで、王になる決心はついたかの?」
「ララヤは何故、俺にファラム・オービアスの王になってほしいんだ?」
「ツルギなら、きっとこの星をよくしてくれる! なんとなくそう思うのじゃ……。ツルギの目を見ていると、そう思えるのじゃ……」
「この星はもう充分に、いい星じゃないのか?」
「えっ……。も、もちろんじゃ! 二つとないほどによい星じゃ! じゃが……わらわは何故か、穏やかな気持ちになれぬ。何故じゃろう……?」
不安な顔を浮かべるララヤ。彼女は女王として民に慕われているし、人々を笑顔にするために尽くしているに違いない。しかし何か言い得ぬ不安があるのだろうと剣城は察した。
「ララヤ。王になるか決める前に、もっとこの星のことを知りたい。俺を今日一日、自由にしてくれないか?」
「っ、その手には乗らぬ! そうやって逃げる気じゃな!」
「俺はちゃんと戻って来る。約束する」
「…………」
疑いの眼差しを向けるララヤに、剣城は微笑みながら肯定するように頷いた。
「フゥ……わかった、いいじゃろう。一日だけじゃぞ!」
根負けしたララヤは、剣城を一日自由に行動することを承諾するのだった。
☆☆☆☆☆
試合会場であるスターシップスタジアムが憩いのドームに現れたので、天馬を筆頭にアースイレブンと円堂瑞貴は下見にやって来た。
「ここが今回の試合会場ですか……」
「明日の相手は、人の心が見えるサザナーラ人。厳しい試合になるね……」
真名部陣一郎たちが客席からフィールドを見下ろすと、瑞貴はサザナーラ人の能力を思い出した。
サザナーラ人は『アズル』という相手の心を色や形で見分けることができる。天馬たちがサッカーバトルで負けたのも、そのアズルを読まれたからなのだ。
「けど、相手がどんな力を持っていようと、俺たちは俺たちのサッカーをやるだけだ! 全力でぶつかっていくぞ!」
「「「「「オウッ!」」」」」
☆☆☆☆☆
翌日、ついに試合開始直前となりスタジアムの観客席はサザナーラ人で満席になっていた。
《Welcome to ~~the Cosmic soccer world!! 実況はわたくし、スーパー解説者・ダクスガン=バービュー!! 今日はここ、サザナーラ星からグランドセレスタギャラクシー二回戦、サザナーラVSアースイレブンの試合を、Now on Air!》
先にスタジアムのベンチにいるサザナーライレブンの中には、ファラム・オービアス紫天王・ヒラリ=フレイルがいる。サザナーライレブンはアズルが見えるためヒラリの助っ人は必要ないと判断したが、ヒラリは劣勢が出たら参加する気満々だ。
そこへアースイレブンが入場すると、サザナーライレブンは一斉にアズルを見た。多数は緑のアズルが出ているが、天馬は太陽のように光り輝き、対して瞬木はドス黒いアズルを持っていた。
「何よあのアズル、グチャグチャじゃない! それに色も真っ黒だし!」
「あんな醜いアズル、初めてかも!」
「怖~い!」
瞬木のアズルを見てカピス=タマルは顔をしかめるが、チュルカ=ポッタやウルミ=チャププは逆に興味津々だった。