戦いの終わりと始まり
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フットボールフロンティアインターナショナルV2アジア地区予選決勝戦、対するのはウズベキスタン代表ストームウルフだ。レジスタンスジャパン戦の敗北でイナズマジャパンはひたすらブラックルームで特訓しレベルアップしたものの、それが仇となり選手たちに自信がつきスタンドプレーが目立つようになる。
そのせいで連携が取れず相手に2点も取られる中、井吹宗正が神童拓人に助けを求めたことによりGKとしての役割を学び、そしてゴールを任されるようになった。その光景で他のイナズマジャパンのメンバーも反省してチームプレーの大切さを思い出す……瞬木隼人以外は。
神童も攻撃に参加し連携できるようになったイナズマジャパンは、剣城京介のシュートで前半の内に1点を返した。
《両チームポジションに着きました! フットボールフロンティアインターナショナルV2アジア地区予選決勝! 日本代表イナズマジャパン対ウズベキスタン代表ストームウルフは、まもなく後半の開始です!! 前半終わって現在は2対1でストームウルフがリード! 果たして勝者となって世界に行くのはイナズマジャパンか!? ストームウルフか!?》
「いけー! イナズマジャパン!」
「ストームウルフなんかに負けるなー!」
「みんな! まずは1点、繋いでいくぞ!」
「「「「「オウッ!」」」」」
「フンッ。うまくいくかな?」
「…………」
瞬木雄太や瞬木瞬の応援の中、松風天馬は1点を取って同点に追いつくことを目標に声を上げた。それにルスラン=カシモフは余裕の笑みを崩さなかったが、キャプテン・ドミトリー=ソビロフはイナズマジャパンの潜在能力を常に警戒している。
「これ以上ゴールは割らさない!」
「…………」
拳を手の平に打ち付ける井吹に、神童は今の彼ならゴールを任せられるため、自分は得点を取ることに集中する。
ストームウルフのキックオフで後半開始。その途端にGKを除いた全選手が縦横無尽に動き、オフェンス陣は上がって行く。
「瞬木!」
「うん!」
ドリブルするマクシム=アドロフに瞬木が止めようと前に出るが、見事なテクニックでかわされてしまう。その巧みなプレーに天馬と瞬木は声を上げた。
「「あっ!」」
「前半と全然違う!?」
「力が37パーセントアップしてますよ!?」
「任せて!」
前半と違う動きに皆帆和人と真名部陣一郎が驚く中、野咲さくらがマクシムにスライディングをかけるが、それも突破されてしまった。
「アーロン!」
「行かせるか――!」
ビュンッ!
「なっ!?」
マクシムがアーロン=ガチンスキーにボールを回したので九坂隆二が走ると、目にも止まらない速さでアーロンは九坂を抜いてドリブルをする。
「驚いたか? 俺たちがちょっと本気を出せばこんなモンさ」
「…………」
「よし、連携していくぞ! なんとかボールを奪って、パスで繋ぐんだ!」
驚くイナズマジャパンを嘲笑うルスランを一瞥し、ドミトリーは天馬たちを見据えた。
「ロラン!」
「真名部くん、二人で止めよう! 僕は正面から行く!」
「僕は右35度から×1.2のスピードで!」
「シルクロード!」
アーロンからボールを受け取ったロランを皆帆と真名部が止めようとしたが、ロラン=ラザレフは必殺技で二人を突破しただけでなく、その後のドリブルで鉄角真も抜いた。
「あっ!」
「そんな守りで俺たちが止められるか!」
そのままノーマルシュートしたロランを筆頭に、ストームウルフが次々とシュートを撃つ。全て井吹が防いでくれるものの防戦一方である。
《ストームウルフの攻撃が止まらない! どうしたイナズマジャパン、前半の勢いがないぞー!?》
「クッ……!」
(ダメだ……力が違い過ぎる!)
「これがストームウルフの、『本当の力』……」
「さっさとあきらめるんだな!」
(あきらめるもんか! みんなが力を合わせれば……!)
怒涛のシュートに井吹は疲労が溜まる一方で、瞬木は敵わないと思い始めた。それを見た円堂瑞貴は前半との違いに歯を食いしばった。そしてあきらめるように言うルスランに対し、天馬は絶対にあきらめないと再び誓う。
そのせいで連携が取れず相手に2点も取られる中、井吹宗正が神童拓人に助けを求めたことによりGKとしての役割を学び、そしてゴールを任されるようになった。その光景で他のイナズマジャパンのメンバーも反省してチームプレーの大切さを思い出す……瞬木隼人以外は。
神童も攻撃に参加し連携できるようになったイナズマジャパンは、剣城京介のシュートで前半の内に1点を返した。
《両チームポジションに着きました! フットボールフロンティアインターナショナルV2アジア地区予選決勝! 日本代表イナズマジャパン対ウズベキスタン代表ストームウルフは、まもなく後半の開始です!! 前半終わって現在は2対1でストームウルフがリード! 果たして勝者となって世界に行くのはイナズマジャパンか!? ストームウルフか!?》
「いけー! イナズマジャパン!」
「ストームウルフなんかに負けるなー!」
「みんな! まずは1点、繋いでいくぞ!」
「「「「「オウッ!」」」」」
「フンッ。うまくいくかな?」
「…………」
瞬木雄太や瞬木瞬の応援の中、松風天馬は1点を取って同点に追いつくことを目標に声を上げた。それにルスラン=カシモフは余裕の笑みを崩さなかったが、キャプテン・ドミトリー=ソビロフはイナズマジャパンの潜在能力を常に警戒している。
「これ以上ゴールは割らさない!」
「…………」
拳を手の平に打ち付ける井吹に、神童は今の彼ならゴールを任せられるため、自分は得点を取ることに集中する。
ストームウルフのキックオフで後半開始。その途端にGKを除いた全選手が縦横無尽に動き、オフェンス陣は上がって行く。
「瞬木!」
「うん!」
ドリブルするマクシム=アドロフに瞬木が止めようと前に出るが、見事なテクニックでかわされてしまう。その巧みなプレーに天馬と瞬木は声を上げた。
「「あっ!」」
「前半と全然違う!?」
「力が37パーセントアップしてますよ!?」
「任せて!」
前半と違う動きに皆帆和人と真名部陣一郎が驚く中、野咲さくらがマクシムにスライディングをかけるが、それも突破されてしまった。
「アーロン!」
「行かせるか――!」
ビュンッ!
「なっ!?」
マクシムがアーロン=ガチンスキーにボールを回したので九坂隆二が走ると、目にも止まらない速さでアーロンは九坂を抜いてドリブルをする。
「驚いたか? 俺たちがちょっと本気を出せばこんなモンさ」
「…………」
「よし、連携していくぞ! なんとかボールを奪って、パスで繋ぐんだ!」
驚くイナズマジャパンを嘲笑うルスランを一瞥し、ドミトリーは天馬たちを見据えた。
「ロラン!」
「真名部くん、二人で止めよう! 僕は正面から行く!」
「僕は右35度から×1.2のスピードで!」
「シルクロード!」
アーロンからボールを受け取ったロランを皆帆と真名部が止めようとしたが、ロラン=ラザレフは必殺技で二人を突破しただけでなく、その後のドリブルで鉄角真も抜いた。
「あっ!」
「そんな守りで俺たちが止められるか!」
そのままノーマルシュートしたロランを筆頭に、ストームウルフが次々とシュートを撃つ。全て井吹が防いでくれるものの防戦一方である。
《ストームウルフの攻撃が止まらない! どうしたイナズマジャパン、前半の勢いがないぞー!?》
「クッ……!」
(ダメだ……力が違い過ぎる!)
「これがストームウルフの、『本当の力』……」
「さっさとあきらめるんだな!」
(あきらめるもんか! みんなが力を合わせれば……!)
怒涛のシュートに井吹は疲労が溜まる一方で、瞬木は敵わないと思い始めた。それを見た円堂瑞貴は前半との違いに歯を食いしばった。そしてあきらめるように言うルスランに対し、天馬は絶対にあきらめないと再び誓う。