奇天烈文化祭
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~~っ!埒があきませんね、かくなる上は最終幕で登場する筈だった王子!カモン!
「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャ~ン」
呑気で良いなオメーは!!!
ちょっと早い出番になりますけど、パーティーだったあの鏡が急きょ赤ずきんの敵にまわったんで、
「何でェエ!?俺は第二幕だけの登場だよね!?赤ずきんを無事にお婆ちゃんの家まで送ればいいだけの役だったよね!?」
、その腰に差している”聖なる剣(剣道部室にあった木刀に色々飾りをつけたやつ)”でやっつけてしまいましょう!もう台本はどうであれ、赤ずきんは取りあえずお婆ちゃんの家まで行かなきゃいけませんから、あの鏡はそれを妨げる敵です!
「落ち着け山崎ィイ!話し合えば分かる!俺は何も悪い事はしてないというのが話し合えば分かる!ハルも落ち着くんだ!ほ~ら、よく見てごら~ん、俺の顔はいつも通り元気だろ?」
「うわーん!血がいっぱい出てるよー!出血多量でもう死んじゃうんだー!」
「逆効果だったァアアア!!!って言うかそれは最早寿命じゃなくて只の事故死だァアア!!」
「落ち着かれよ赤ずきん」
「…あれ?もう出番なの桂君」
「ナレーションに召喚されたものでな」
「ナレーションってそんな力あったんだ…!」
るせーよそこの天然コンビ!!
「取りあえず俺は赤ずきん殿の手を握ってるゴリラの手首を斬り落とせば良いのだな」
「何でェエエエ!!?しかも思いっきりゴリラって言った!鏡じゃなくてゴリラって言った!」
「待って下さい王子様!この鏡は可愛そうな鏡なんです!使われていた人にお暇をもらって、行くあてもなくて……っ可愛そうなゴリラなんです!」
「またゴリラって言ったァア!!」
「そこを退け。俺が苦しめない様に一発で仕留めてやる」
「こいつホントに王子!?こんな残酷な事言う王子なんかいねーよ!!」
「このままでは動物愛護団体に訴えられてしまうわ…!どうしたら良いの……!」
あー、こりゃ赤ずきんも完全にゴリラとして認識してますね近藤さん。どうします?このままじゃ王子に手首切り落とされて第二幕終了しちゃいますよ。
「そんな展開嫌ァァアア!!」
って事で王子はもう暫く袖に引っ込んでて下さい。
「このゴリラを殺すというなら、先に私を殺しなさい!」
ギャァアアァアアア!!!!赤ずきん…じゃなくて、もう良いや、ハルちゃん!頼むから近藤さんから離れて!王子もゴリラを殺すのは諦めたって言ってるから!だから抱きついて庇わない!!!ほら早く離れて!!!
「近藤、その御首を今こそ頂戴するぞ」
王子てめぇこの野郎ォオオオオ!!流れ読め!
「このゴリラは殺させない!私が守ってみせる!ヘイ総ちゃん木刀パス!」
絶対渡しに行かないで下さいよ狩人B!
王子も刀をしまって!このままじゃどっちにしろ近藤さんが殺されるだろうが!
ハルちゃんゴリラを守りたいのはよーく分かったから一回落ち着こう!落ち着いて離れてみよう!
「そんな事言って後で皆でこのゴリラをいじめるんでしょう!」
きゃぁああぁあああ!!!左腕に絡みつかないでェエエ!!!じゃないと、近藤さんが…!
……って、アレ?銀八せん……
「さっさと離れやがれこのエロゴリラァァアアアアアア!!!!!」
「ぐはぁあっっ!!!!」
……あー、見事に決まりましたね上段回し蹴り。赤ずきんに怪我は無いですね?あぁ、そうですか、良かった良かった。
「む、何だ貴様。勝手に舞台に上がってくるなど、ここが江戸で一番の歌舞伎座としっての狼藉か」
「お前メルヘンな王子の格好してるくせに随分時代が違うな!?」
良いから引っ込んでて下さい王子!
「ゴリラさん大丈夫!?」
「あー待てコラ、そっちに行くなここに居ろ。って言うかお前らふざけんなよコノヤロー。いつまでもグダグダグダグダと展開しやがって。どこのクラスのもんだ!担任出せ!」
お前だよ!!!!
「あ、俺か。取りあえずまずは台本を元に戻せ。良いな?」
この展開にお客さんが案外食いついてきてんのが不思議でたまんないんですが、先生の言う通り一旦話を元に戻しましょう。ね、監督。……あれ?監督?志村監督?
「うわ!何っ!?停電ですか先生」
「いや…おーい高杉、勝手に照明を落とすな」
!あれ?何でスポットライトだけが点いて…………か、監督の降臨だ……!
「うわぁ、お妙ちゃんだけスポットライト浴びてますね。凄いですね先生、主演女優みたい」
「それお前だから。取りあえず端っこに避難しとくぞ」
「避難?」
監督落ち着いて下さい!貴女の大事な赤ずきんは無事ですから!手を(赤ずきんから一方的に)繋いだだけですから…!
「そこの近藤=ゴリラ=勲」
誰それ!?
「ウチの看板女優に何ベタベタ触ってくれとんじゃゴルァ」
監督落ち着いてェェエエ!!ほらよく見て!赤ずきん無事ですから!それに近藤さんからじゃなくて赤ずきんからの一方的なスキンシップですから!
「誤解ですお妙さん!俺が愛しているのはお妙さんだけです!」
お前はほんっとによぉぉおおお!!空気読めよ!僕のフォローを完全に無視してるじゃないですか!
「え?何これ?近藤君にもスポットライト当たっちゃってるけどどういう事ですか先生」
「これは高杉晋助の遊び心というやつです」
「今から2人の愛の劇場が始まるんですか?」
「……………」
近藤さんここは黙っておきましょう!監督は大事な看板女優…っていうかハルちゃんを、
「え?私?」
近藤さんがベタベタ触ったと勘違いしてるんです。
「あれはスキンシップだよ。ねえ近藤君」
「剣道部じゃ普通だもんな」
火に油注いじまったァアアアア!!!
「へ~、そうなんですか近藤さん~私知らなかったわ~、いつもそうやって私の可愛いハルとスキンシップをはかってたのね~」
「……ハッ!!これがまさか噂に聞く嫉妬とかいうや」
「嫉妬な訳があるかこのクソゴリラァァアアアアアアアア!!!!!」
「ぐはぁああっ!!!」
……えー、ただいま見て頂きましたのは監督直々によります、容赦なしの正拳突きで御座います。ゴリラを一発で仕留める程の攻撃力を手に入れたい方は洞窟に入ってレベルを上げるか、3年Z組の志村妙までお声かけをお願い致します。
では、これにて第二幕「過度な接触は自分を滅ぼすと思えそして目標を忘れるな」を閉じさせて頂きます。
続きまして最終幕は5分後に始めさせて頂きたいと思います。ハイ、もう幕もおろして、高杉も早く照明落としちゃって下さ~い。あと大道具班は近藤さんもついでに回収しといて下さいねー。
「………え?終わり?第二幕これで終わりなんですか先生」
「そうです終わりです。ほれ、主演女優は次の準備でもしとけ」
「ホントだ、幕も下りてきた。…あ、可愛い後輩達!見に来てくれたんだねー!ありがとー。次も乞うご期待~」
「………俺、Z組の担任じゃなくて良かった…」
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