何故何故
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鍵を閉めれば外の音が一切遮断されてやけに静かに感じるのは、高杉達の名残がまだあるからだろうか。コンビニの袋は乱暴に机に置かれていた。
急な訪問者に少し疲れて思わずベッドに寝転んだ。大きな欠伸を一度だけして、何となく寝てしまおうかと考える。そうすれば続きが見れるのではないかと期待してかれこれ半日以上が経っていた。
何故ここまでこだわるのかが自分でも不思議で、言い様のない思いと彼女のさっきの言葉は喉に突っ掛かったままだ。ゴロリと寝返りを打てば高杉にチョップされた所がズキリと痛んだ。
おのれ高杉、と思う気持ちは多少はある。けれどあの衝撃で目が覚めたというか、目の前に立つ彼女の表情にようやく気付けた瞬間だった。
困らせるつもりはないのに、どうしても上手く付き合えなくなった自分自身に腹が立つ。
思い出せば思い出す程体の芯を冷やすあの廊下での事で傷ついたのは、紛れもなく彼女。それは仕方のない事だが、あの時に似た表情をされるとどうにも良い気はしなかった。
最近は彼女の方がすっかり元気を取り戻し、何事も無かったかの様に振る舞ってくれている。教え子が頑張っているのだから自分も頑張らねばと、滅多に出てこない教師根性を奮い立たせ体を起こす。そして高杉が買ってくれた袋の中身をのぞき、目眩がして布団へ倒れ込んだ。
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「たこわさ?」
「おう」
「……たこわさって病人食だったかな…?」
「他にキムチもいれといた」
「………」
「チーチクもいれたしカルパスもいれたし……後は……忘れた」
「それ完全に酒のツマミだよね、先生の事思いやってないよね。せめてスポーツドリンクの1本ぐらいいれてあげれば良いのに」
「俺がそんな優しい奴だと思うか?」
「思わない」
「殺すぞ」
「自分で聞いといて!?」
「金はトイチで返してもらう」
「10日に1割?」
「10秒で1割」
「鬼!!!」
「利子分で黒飴でも買ってやろうか?ん?」
「ゆ、誘惑には負けないぞ…!高利貸しの誘惑になんかのらないぞ…!」
「さー、あと40分頑張ってこげよ」
「鬼――!!!!!!」
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