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ユニットの中では背が低め、そして年齢より下に見られやすいという直助。
いつもエネルギーに溢れている彼は、確かに子供っぽく見えるかもしれない。けれど、私は知っている。彼が『子供』なんかではないことを。
「あっぶね?!」
二人並んで歩いていた時、大きな声とともに腕を引かれた。
全く予想していなかった出来事に、私は全く対応できず引かれるがまま直助の方に飛びこむ形になった。
私たちの横を、自転車が減速することなく通り過ぎた。
直助がブツブツと何か言っているが、抱き込まれている状態の私の耳には一切入っていない。
分かっていなかったわけではないが、至近距離になって改めて思う。
--彼は、『男の人』だ。
いつもエネルギーに溢れている彼は、確かに子供っぽく見えるかもしれない。けれど、私は知っている。彼が『子供』なんかではないことを。
「あっぶね?!」
二人並んで歩いていた時、大きな声とともに腕を引かれた。
全く予想していなかった出来事に、私は全く対応できず引かれるがまま直助の方に飛びこむ形になった。
私たちの横を、自転車が減速することなく通り過ぎた。
直助がブツブツと何か言っているが、抱き込まれている状態の私の耳には一切入っていない。
分かっていなかったわけではないが、至近距離になって改めて思う。
--彼は、『男の人』だ。