言葉の要らない約束〜信じた未来は強い光となる〜

『…分かりました、我が主グレー様の命令のままに。』


−−−−−−ディストピアSide


『…何故我は、ここに居るのだ?』

疑問をずっと自身に問いながらロイパラに着き敷地内を歩き出す
全てが綺麗な白と水色の空間に嫌気がさしかけたが命令をちゃんと果たさなければと我慢した
ロイパラは既に何か騒がしくなっていて皆アルフレッドを探していた。

『会議後、アルフレッドは森で迷い失踪したらしい
流石に…誘拐は無いと思うけど…』

ふと真ん中で必死に部下達に指示をしている青年を見つけた
鮮やかなパステルブルーの髪色の左右にツインテールに結んだ胸まで伸びた髪の彼を見つけた…
エクシードだ…やっと…お前を見つけた。

『とりあえず行方不明中のアルフレッドを………』

『エクシード…』

『アーリーかい?大丈夫だからね、私が彼を……………
え?君は…………?』

指示をしていて我に気付かなかったエクシードに近づき名を呼ぶと彼は驚いて我を見ていた
そのまま気にせずに彼を周りの制止を振り切り拐う。

『…皆!!私は大丈夫だから、そのまま私の代わりにアルフレッドを彼を…探してくれたまえ!』

そう叫んで彼と我はロイパラを去った。


−−−−−エクシードSide

この間は私が迷惑をかけてアルフレッドを悲しませたから
出来るだけ早く屋台を閉めロイパラに帰ると何やら部下達が騒がしく理由を聞くとどうやら会議後アルフレッドが失踪して今行方不明中らしくどうしたら良いか分からなかったらしい私はその部下に代わり指示を出した
暫くして私が指示を出しているとふとアーリーに似た声で
名前を呼ばれた気がして振り向かずに答えた
振り返り彼の顔を見つめて驚いた…
その顔はアーリーでは無く我が唯一無二の友アルフレッドに似た顔だった。

『え…君は…?』

問いかけるも彼は私の顔を悲しげに見つめたまま答えない
とりあえず迷った人がここに来たのならと案内しかけた瞬時彼に腰回りを腕でガシッ!!と拘束され焦りながら何か対策をと考えていたらふわっと彼の体が浮き何処かに向かうようだった…
私を心配する部下たちに無事を伝え私は彼と何もない
場所に降り立たされた。


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