言葉の要らない約束〜信じた未来は強い光となる〜

−−−−グレー(男性セラス)Side

アレからちゃんとアルフレッドは律儀にセラス時に伝えた地図を頼りに唯一無二の友エクシードを助けに来た
実はあの地図はアルフレッドにしか入れていなかった事だが運良くこの日はアルフレッドが会議の話しを聞いておらず運が良かった。

『光の魂が呪縛されてもう一人の人格が出ると思っていたが主人格のアルフレッドが呪縛されたからか?
抜け殻になったか…………』

アルフレッドの光は俺の闇より強いからジョーカーの呪縛と合体させないと対抗が出来ない
そしてアルフレッドが絶望的哀しみに堕ちないとこの姿に変えることが出来ないからな
抜け殻となった目を閉じ涙を流したままのホーリーセイバー姿のアルフレッドにもう一度自身の闇と"星骸"の力である
全てを反転させるリバーストリガーでアルフレッドの胸に放つ。

『"お前は哀しみに堕ちていない絶望の王
涙の騎士王 アルフレッド・ディストピアじゃない。"』

リバーストリガーは放つ前にその前にする行動を真逆に言葉で言い放ってトリガーを引かないと効果が発揮しない武器だ
つまり今放った言葉が真逆になりアルフレッドは

《哀しみに堕ちた絶望の王
  涙の騎士王     アルフレッド・ディストピア》
【ティアードロップキングスナイト】
になった。
全てが終わり綺麗な水色の髪は暗い青になり髪が更に伸び
着ていた和服が俺の配下になった証として着る軍服になった
目を開け周りを見渡しているが瞳は更に虚ろで表情は泣きそうで泣けない表情をしている。

『初めまして!!我が王アルフレッド…わわっ!いきなり手を弾くなんて…………攻撃的だねぇ〜怖い怖い!!』

『…我とお前は友でも何でもない。
エクシードに似ているから今、隣に居ることを許しているだけだ。』

反転させすぎたか?まぁ…気にすることは無いな
俺はディストピアに初の命令を下す。

『ディストピア…命令だ、ロイパラに行き唯一無二の友エクシードを今度こそお前のにしろ。』
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