エクシードが夏になり屋台が忙しくなる事は知っていた
でも、手をまた離してしまえばまたあの時のようになってしまうのかと心配が…不安が…押し寄せつい握り続けていた。
大丈夫だ、もう彼は小生を裏切らない…そう三度目の暗示を自身にかけながら手を離し笑った
小生は上手く笑えただろうか？
友を不安にさせなかっただろうか？
趣味の物書きをしながらずっと彼を考える
大丈夫だ、きっと彼なら…。

『アルフレッド？大丈夫か？今月の会議出れるか？』

ふと、彼の双子の弟で小生の夫であるダークが声をかけている事に気付いた…
そうか、ダーク…心配して来てくれていたんだな？

『全く、兄エクシードが帰ってきてからお前エクシードに付きっきりみたいになったからな？趣味の屋台くらいさせてやれ…それに、お前には俺が…って!!準備して会議に行くなよ！』

小生は準備をし会議に向った…ダークが何かを言っていたが気にしないでいた
何故かこの日は頭がうまく回らない日だったからだ。

『月１だからな…ちゃんと行かないとな?ペルルに久しぶりに会えるのか?またブラントの代わりにネルトが来ていたりしてな…全く…平和だな…。』

そしていつもの会議が始まった。
この日はブランドゲートからネルトではなく最近出来た極光戦姫の代表　セラス・ホワイトが現状を伝えてきた…。
ディメンジョンポリスは結構男性やロボが多く警察が多かったからな？
合併させて女性警官を入隊させたんだな？
我々ロイヤルパラディンも新しいユニットを採用しないとな？
とかのんびりと皆の報告を聞きながら月1の会議を楽しんでいた
一通り会議が終わりペルルと話をし小生はロイパラに戻る為に一人帰り支度をしていると先程の女性警官のセラス・ホワイトが話しかけてきた。

『すいません…今お時間はありますか？アルフレッド様。』

『あぁ、どうしたんだ？お前は確か…今日初めて参加の…』

『ブラントゲート配属の極光戦姫の長をしております
セラス・ホワイトと申します。』