『雨だけがワタクシの声をかき消してくれた…』ゾルガネイダール×光バスカーク

余程不安なのかバスカークくんは僕から離れない
困ったなぁと考えていると彼がボソッと何かを呟いた。

『ワタクシ…では…ダメなんですか…アナタの…タコちゃんには…』

僕に抱きついている身体が、伝える声が震えていた
そんなタコちゃんに似た声で言われてしまうとつい優しくしてしまう。

『んー?タコちゃんになりたいの?難しいよぉー
なんせ俺っちを楽しませないと……………わわっ!!って大胆だねぇー
押し倒すなんてやるぅー』

『やっとワタクシにもその口調で話して…くれましたね!』

あ~ぁ…泣き笑いしちゃってさぁ………タコちゃんに似て
かわいいなぁ………

『で?光のタコちゃんは俺っちをどう楽しませてくれるの?』

意地悪に笑って言うとタコちゃんとは違い自慢げな表情をしながら
俺っちに彼は伝えてきた。

『ワタクシは…アナタの知るタコちゃんとは違い常に飽きない
生活をさせてアナタのお側に居ます!』

………アハハ、既にタコちゃんで満足してるんだよねぇー
自慢げな表情しながら言っちゃってさー本当かわいいね。

『後は?何してくれんの?』

『ア…アナタの望む事を……あうっ…えっと……』

え?このタイミングで照れちゃうの?まさかの照れだねぇー
かわいいとは思うけど…やっぱりタコちゃんが1番だねぇーうん!

『俺っちを満足させるなら…………こういう大人の愛をしないと
ダメなんだよねぇー』

彼と場所を交代するかのようにして俺っちは彼を押し倒し逃げれないように顔を近付けて囁いた。
するとバスカークくんは焦りながら少し抵抗した後無駄だと判断したのか大人しくなった。
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