『親愛なるアナタへ』ゾルガネイダール×光バスカーク+ガストブラスター

『やはり演技でしたか?頭の上に『迷』と『罪悪』が勢い良く回って見えましたからね?後、手が震えてましたからね…優しいですね、アナタも...』

『レミニセンスさん?ガストブラスターさんの感情を見たままあえてそうしたのですか?』

『ええ、ワタクシは【想い】を司る者ですから...』

少しアンガーさんから離れレミニセンスさんはガストブラスターさんの元へ
行き抱き締める。

『…俺が怖くないのか?もしかしたら洗脳するかもしれないぞ?』

『…フフッ、してみますか?ワタクシには効かないのでしょう?
ガストブラスターさんが言ったのですよ?
後、今のガストブラスターさんには殺意の文字が見えませんから...ね?』

『っ…あぁ…そうだな…バスカーク…すまなかった…』

『大丈夫ですよ、ガストブラスターさんの想い通じましたから...
今までワタクシを護ってくださりありがとうございました…』

レミニセンスさんも泣いていた…チラッとネイダールさんを見ると
髪が長いせいなのか表情は見えなかったが頬が濡れていて彼も泣いている事が分かった。

『…一つお願いがあるんだ。』

『ガストブラスターさん、それは伝える方が違うんじゃないですか?
ワタクシよりも...…』

レミニセンスさんはそう言うとワタクシの方を見て笑った
優しくネイダールさんは涙でぐちゃぐちゃな表情して笑いながら
後押しするようにワタクシを彼の元へ向かわせた。
レミニセンスさんが去り再びガストブラスターさんの元へ行くと彼は
優しく笑いながらギュッとワタクシを抱き締めて声を押し殺しながら泣いていた
10歳から40歳まで一緒に居たから...彼の気持ちが分かる気がした…
ワタクシも似たような気持ちを味わったことがある…
そうあの感覚だから…ギューっと力強く抱き締めてあげると彼のいつも
付けているメガネがカランっと音を立てて落ちた…

『あ、ガストブラスターさん…メガネが……』

『良いんだ…バスカーク、それより聞いてくれ…
本心を言うから...もう、戸惑うなよ…』

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