『親愛なるアナタへ』ゾルガネイダール×光バスカーク+ガストブラスター

『…そうだな、これ以上は無駄な事だからな。バスカーク、ほらこっちへ
おいで…今度こそ俺とお前はダチになるんだ……』

『させませんよ!ガストブラスターさん!』

『…レ、レミニセンスさん!アンガーさんまで!』

腕を痛がりながらもワタクシを抱いて離さないネイダールさんの前に
レミニセンスさんとアンガーさんが庇いガストブラスターさんの前に立った。

『ガストブラスター…』

『…お前もネイダールだな?そっちは…またバスカークかなら俺の味方
だよな?』

ジリジリとレミニセンスさんに近づくガストブラスターさんに物凄い表情で
睨み付けながら彼の差し伸べた手を弾くレミニセンスさん…

『ガストブラスターさん、ワタクシはずっとアナタを大切に想っていました
どれだけアナタに大切な人が出来ようが側に居れば想っていれば
良いと…』

『そうだ、お前は俺の側に……』

『…違うんです、本当に想うという事は相手を支配して側に置いておく事
じゃないんです!ネイダールさんが、アンガーさんが教えてくれました!
こんな気持ちアナタには感じなかった…感じれなかった…今のガストブラスターさんはものすごく怖いです…』

『…っ、バスカーク。』

アンガーさんがガストブラスターさんを睨み付けながらオクトプスさんを支え
ネイダールさんがワタクシをずっと抱き締めていてやっと彼も気付いたのかガストブラスターさんは初めて見せる涙を流しながら泣き崩れた。

『…ハハハ、そうだよな…もう独りだったお前じゃないんだ…
ディセンダントさんとトランスコアみたいにはいかないか……はぁ...
大切な人が出来たんだな、バスカーク幸せになれよ。
悪かった、試すような事をして柄にもなく悪ぶった演技までして…』
7/11ページ
スキ