『親愛なるアナタへ』ゾルガネイダール×光バスカーク+ガストブラスター

後ろに縛られていた縄を簡単に手解き、彼に近づく...

『…ガストブラスターさん、アナタがワタクシに何をしてくれたのですか?
ずっとずっと、お友達に...アナタの特別になりたかったのにワタクシは
側に居るだけで何も…ガストブラスターさんの光にすらなれなかったんですよ?』

いつだって彼の光はワタクシではなくてあの2人でワタクシはずっとずっと独りだった…

『そんなことはない、お前も俺の………』

『違う違う!アナタはワタクシを……いい加減にしてくれ!
うわべだけの言葉など要らねぇんだよっ!お前もどうせアイツ等
みたいにワタクシを…俺様を捨てるんだろうがよっ!また…また…
こうやって…失うんだ……っ!』

『オクトプス!!大丈夫だよ!僕は...俺っちは居るよ!
ちゃんと僕を見てください…バスカーク船長、アナタは何も失って
いませんから...。』

ガストブラスターさんを責めてフラッシュバックした昔の...…コレは光のワタクシの記憶…で…無我夢中で叫んでいた…
必死に叫びながらガストブラスターさんの身体に鞭を叩きつけかけた瞬間
ドアの音が聞こえネイダールさんが見えた
手を止め彼を見つめると彼は優しく笑いながらワタクシを抱き締めて頭を撫でて宥めてくれた。

『大丈夫、大丈夫だから…タコちゃんは独りじゃないよ…』

力が抜け彼にもたれかかり安心していると光のワタクシが優しい表情で
笑いかけてくれて更に安心した。

『黒ぴょん先生、光のワタクシ……』

『オクトプスさん、ありがとうございます…もう、大丈夫ですからね。』

『…良かった、ワタクシ…何も失って……いません…』

涙で歪む視界を重くなる瞼で閉じワタクシは黒ぴょん先生に
抱き締められたまま気絶した。
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