『愛する君にもう一度恋をする』ゾルガネイダールアンガー×光バスカーク

『僕は…自分自身を許せない…君に好きと言われて君を選ばなかった事
そして君を悲しませたこと…バスカーク…お願い…僕を…僕だけを見ていて…
"俺達は君の...バスカークでしか心が満たせない、離れないで…
愛してる…誰よりも...バスカーク…君を…"』

苦しそうに笑いながら内に秘めた怒りに耐えてワタクシに伝える
ネイダールアンガーさんが見ていて辛かった。

『ありがとうございます…ネイダールさん。
ワタクシ…あの時、ネイダールさんに告白して良かったと
感じています。大丈夫です、ワタクシはずっとアナタしか見ていません。
ワタクシも愛してます…ネイダールさん…』

この人を救えるのがワタクシ達バスカークしか居ないのなら自分が救うしか
無い…ネイダールさんがワタクシ達を救ってくれたように…ワタクシも。

『バスカークくん………』

『そうだ!覚えてますか?夏祭りの時、ネイダールさんはワタクシに
素晴らしい想い出を作ってくださってくれましたよね?今日は
こんなに綺麗な紅葉が咲いています!記念に二人で撮りましよう!
ほら…ネイダールさん、笑って…………』

グイッと彼を引き寄せてワタクシは笑いながらあの時のネイダールさんが
してくれた時のように笑いながら写真を撮った。
ネイダールアンガーさんはそんなワタクシを見ながら困惑した後、優しく笑い
写真に写った
出てきた写真を見てちゃんと紅葉が綺麗に写っているのを確認して
笑いながら彼に渡すと彼は目を伏せぎみにしまるで愛しい者を見つめる
ような瞳で見つめそして優しい声色で呟いた。

『あぁ…バスカークくん………君って人は…そうか…
狡いと言うのはこういう事だったんだね……ありがとう…大切にするよ。』

良かった、喜んでくれた…彼の笑顔を見てワタクシも安心した。
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