そして黒ウサギさんを自分のベッドに寝かせて頭を撫でてあげると
どうやら黒ウサギさんは闇で動いているのか闇が溢れていました。

『………?この闇は………?』

確か…ブラントゲートに極光戦姫という女性警官の部署があり
そこのセラス・ホワイトさんの闇に似ていますね？

『くっ………はぁ………はぁ…………っ……!!!』

黒ウサギさんを暫く撫でながら考えていたら瞬時ブワッと闇が
勢いよく彼を包み込んだ、ワタクシは焦りながら黒ウサギさん
を助けようと手を差し伸べると闇が収まり………………

『…………黒ウサギさん大丈………え？ゾルガさん？』

黒ウサギさんが居なくなり焦っていると代わりに見えてきたのは
最近新入りで挨拶に来てくれていたゾルガさんだった…………
でも彼にしては髪が長過ぎるし、闇の力が違うような？
可笑しいなぁと感じ彼を起こすと駄目かと思い
後ろを向きながら悩んでいた。

『姿がゾルガさんで、でも…闇がセラスさん………
よく分からな…………キャッ!?ゾ、ゾルガさん？』

悩んでいたらゾルガさんは起きていたらしく心細かったのか
ワタクシに抱きついてきた。

『タコちゃんっ…………ご、ゴメンっ…………君との約束………
守れなくて……ぼ、僕はっ…………』

タコちゃん？あぁ…ワタクシがタコみたいな感じだから
そう呼んで……アレ?ゾルガさんいつもワタクシを
バスカークくんと呼びますよね？それにこんな口調では…

『大丈夫でしたか？森で倒れて…………アハハ…そんなに抱きしめ
無くとも大丈夫ですよ？ゾルガさん？』

ギューッと力強く抱きしめられてワタクシは焦りました
ち、力がお強いんですね………
頭を撫でながら優しく伝えると彼は顔を上げてワタクシを
見つめた。

『何言って……………タコちゃん？』