『夏海幻影(はつこいヴィジョン)』ネイダール×光バスカーク

『あっ…そうだったね………忘れてた!!』

ニコッと笑って彼にワタクシは頭を下げゆっくりと歩き始めた。

『…バスカークくんっ!』

『…………。』

ふと彼がワタクシに彼の髪の色に似た髪ゴムを渡してきた
そのままネイダールさんは
ワタクシの髪を結び優しく笑った後『寂しかったらいつでもおいで
…待ってるから。』と言って照れた顔を隠すように部屋へと戻って
行った。
ドキドキと鳴る胸の音が煩く同時にギューッと締め付けるような
痛みが生じるが嫌じゃ無かった………

『また、宝物が出来ちゃいました………
あぁ…忘れられないなぁ……………』

緩みそうになる口を必死に戻してワタクシは帰った。

-----------あの時に見ていた幻は果たして幻影だったのか?
それとも……………本当に…………………

END
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