『夏海幻影(はつこいヴィジョン)』ネイダール×光バスカーク

ネイダールさんに話しかけられている度にレミニセンスさんは
ずっと笑顔で笑いながら話していた。

『もー!タコちゃん……全く、面白い子だねーあの子は…』

『…そんなオクトプス兄さんが好きと想いで見えてワタクシも
ネイダールさんを……"タコさんを想っているアナタも
好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き…"』

『あ〜レミニセンスの好き好きモード始まっちゃったねぇ…』

レミニセンスさんはネイダールさんを見つめながらウットリとし
好きとずっと呟いていた…
ワタクシには中々出来ない事だったから少し羨ましく感じた。

『実はね、レミニセンスはバスカーク…君の俺っちに対する
想いで出来た存在らしい。
で、好き好きモードはこのピアスの効果で垂れ流しになってるのよ…
じゃないと彼はね想いで押し潰されちゃうから…』

『ワタクシのネイダールさんに想いから生まれた…………………』

レミニセンスさんを見つめながら驚いた
確かに服装や姿を見るとタコさんよりワタクシには近い…………

『そ、だから度々こうやってー
ほら、レミニセンスー大好きな俺っちだよー見えるかい?』

そうネイダールさんは下を向いていたレミニセンスさんの顔を
手で持ち上げ自分を見させた、するとレミニセンスさんはパァッと
更に悦んだ表情をしてネイダールさんを見つめだした。

『俺っちを認識させると好き好きモードは止まらないけど……』

『"ネイダールしゃんの………瞳……綺麗……あぁ…この逞しい手で
ワタクシに触れてくれて………はうぅぅっ…しあわしぇ……
好き好き好き好き好き好き好き好き…………"』

『幸せそうにするからコレで放置して落ち着くのを待つかな?』

一見可笑しくは見えるが確かに先程よりはレミニセンスさんは
幸せそうな表情をして暫くして大人しくなった。
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