『涼風夏祭り〜ひと夏の想い出〜』ゾルガネイダール×光バスカーク

大胆だけど優しい…そんなキスをしてくれた…
時間が止まった気がした、今ワタクシは彼と一緒にこの時を…………
幻みたいな夢のようなそんな時間がゆっくりと過ぎていく。

『後、もう少しで終わるから写真撮ろうか?』

そう彼が言ったのでカメラを彼に託しワタクシは1人立ち上がり
ポーズを取り始めた。

『記念撮影ですしね?ポーズを…………キャッ!!』

『なぁに一人で寂しく撮ろうとしてんの?俺っちが居るでしょ?
タコちゃん…俺っちと想い出作ろうよ…忘れないでね。』

彼はワタクシを抱きしめながら花火を背景に片手でパシャリと
写真を撮った。
写真を見ると背景の花火が切れていて…………

『ッ………花火が………写っていないじゃないですか………ッ………
もうっ………』

頭をかきながら『あれれー?ちゃんと写したんだけどなぁー』と
はぐらかす彼も愛おしくて写真を持ちながらワタクシは泣き笑いしていた。

『花火…終わっちゃったけど、また君と来れたら………』

『いいえ、来年はもうネイダールさんはタコさんと来てください
こんな幸せで夢みたいな…日は今日だけで…十分ですから。』

丁寧に写真を片付けワタクシ達は歩き出した
途中までネイダールさんと歩き
最後抱きしめ合った。

『いいの?俺っち…………』

『隣にワタクシが居たらタコさん困りますからね…
楽しかったです。初めての夏祭り、アナタと過ごせて良かった…
ワタクシ今日を忘れません…ネイダールさん、お元気で…
タコさんといつまでも…お幸せに。』
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