『友との約束〜過去から未来へ〜』
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『着いたのは良いが…果たしてブラブレが居るだろうか。』
ひたすら不安しか無い瓦礫の山の中でとある物を見付けた
間違いない…彼のエプロンだ…少し破れているが彼のに間違いない。
『だが、ここから何処へ…』
キョロキョロと辺りを見回していると綺麗な女性が小生の目の前に現れた…
『すまない…そこの方、この青年を…』
『汝がアルフレッドか?』
ふと、小生が写真を見せていると相手は小生の名前を呟いた。
王の時の鎧を着て来ていたからきっと分かってくれたんだと喜び笑顔で答えた…
『あぁ!!小生がアルフレッドだ!アナタは誰だ?』
『妾はネルトリンガー…アルフレッドよ、友に会いたくないか?』
『ブラスター・ブレードを知っているのか?有り難い!!なら…』
『いや、エクシードを…妾の力で生まれた新たな存在ジョーカーに会わせてやろう!!』
女性が大きな異型の生物になり隣から彼に似た騎士が現れた…
全体的に赤黒く染まったオーラを身に纏い、赤い瞳でこちらを見て小生を笑っている…
状況が読み込めない、どうなっているんだ?
『エクシード…なのか?』
小生がそう彼に問いかけると目を閉じ再び開けて小生を睨みつけ彼がいつも持っていた剣を突きつけてきた…
赤黒いオーラが渦を巻いて彼を包み込んでいる。
『やっと…やっと…会えたのに…何故なんだ…ッ…』
会えた嬉しさと、今この彼を見て小生は涙した
友が…彼が…何故こうならないといけないんだ…
『アルフレッドよ、そんなに泣くな…エクシードはお前を最期まで憎まなかったぞ?だが、言葉では憎んで無くとも心のどこかで憎悪があったのだ…妾はその憎悪を増幅したまでだ。』
そうか…彼はどこかで小生に憎悪を抱いていたのか…
『後、悲しむ暇はないぞ?ジョーカーは汝を殺しにかかるからな?』
と、ネルトリンガーが言葉を発した瞬間彼が小生に向かって剣を振りかざしてきた
つかさず、小生は自身の持つ大剣で防御する…
エクシードッ…お前とは戦いたくない
金属の鳴り響く音が聞こえる。
『エクシードッ…止めてくれ…小生はお前をもう、失いたくない!!』