ーーー現在レヴィドラス　Side

ブライトが無限鱗粉の能力で過去に戻り夢うつつの中で話した過去を聞きワシ…いや、俺は驚いた。

『…やはりあの時、その場を離れず皆の元に居れば良かった。』

あの後、俺は謎の光が見え感じたことのある暖かさだった為まさかと感じ急いでブライトの元に帰った
たどり着き、ブライトを見つけると駆け寄り彼に声をかけ揺さぶったが反応は無く『何だ…そんなモノだけで救えるのか？分かった…』と呟き力無く笑いながら焦点の合わない瞳で光を見つめながら自慢の長髪を自身の剣でバッサリと切り差し出していた…
異様な光景に驚いたが次に呟いたのが信じられない事で…
『…視力か？別に構わない。ヌーベルとリピィエール率いる皆を救えるなら…』
とゆっくりと眼を閉じながら呟いていた。
そして眼も開けられない程の光に包まれて周りが何事もなく死人が起きて蘇生され恐らく命を落とした2人も息をしていた…
あぁ…何と言う事をしてしまったんだ…ブライト…
友がしてしまった重罪を俺は言えず、史実にはこう記した。

"我々が参戦した第一次妄想クレイ大戦は誰一人死者は出ず敵国とも和解し完全無血の戦いとなった。
ここに記す、この先何も争いが無いことを願う。"

そして現在我々が望んだ世界が出来た
ブライト、君はまだ1人でその罪を背負っていくのか？

『…うんっ…あれ？小生……』

『良く眠れたか？アークセイバーよ！どうじゃ？ワシの無限鱗粉は！
アロマテラピーみたいで居心地が良かった...…』

『懐かしく、悲しい夢を見ていた気がする…いや、2人は…』

『ん？生きておるぞ？あの後、ワシ大変じゃったんじゃぞ？
お前さんら3人を運ぶの…意外とヌーベルが一番重たかったのぉ…
アヤツ、何を食べ……』

『…レヴィドラス、いつもありがとう。』