『友との約束〜過去から未来へ〜』



エクシード?前にアルフレッドさんが話していた僕に似た…

『良く言われるんですが僕は違うんですよーすいません。』

アハハ笑いをしながら対応してると女性が笑い姿を変えた…
目をパチパチとして驚いていると常連客さんが
持っていた空き缶を投げて『化け物!!』と叫びだした…

『…3000年経った今でも妾を化け物という人間がおるのか…まぁ…いい。汝らに用はない、用があるのは…』

シュルルッと腰辺りに触手が巻き付きその女性は外に出た…
僕はどうしたら良いのか分からず常連客さん達に安全な場所にいてください!!しか言えなかった。
女性と二人きりになる…どうしてこの女性は僕だけを…店を破壊はしていたが缶を投げつけられたまま反撃せずただ寂しそうにしていた。
彼女の目的は?ずっと疑問がっていた僕に女性は呟いた…

『汝と妾は昔対立した仲だ…汝は妾のこの姿を見て化け物だと言いあの客のように敵意を出していたのだ…』

僕が?彼女を?抵抗をしない僕を不思議がった彼女は更に続けた。

『記憶を消されてどうだった?大好きな友も、周りの人も忘れて辛かっただろう?』

優しく囁かれる、何て優しい方なんだろう…

『いいえ、僕は幸せです。』

『そうか、記憶を消された汝はそんなに優しい人物なんだな?あの時もその性格で妾の手を取ってくれたら…』

僕は自由な手を差し伸べてみた…彼女の手がどこにあるのか分からないが出された触手を握ってあげようと思ったからだ。

『あの時に手を取れなかったなら今、手を取れば良いんです…ほら、手を出し…』

パシンッ!!と手を弾かれた…ジワジワと手が痛いが彼女の心の傷に比べたら…。

『煩い!!あの時に手を繋いでくれなかったのはブラスター・ブレード・エクシード!!貴様だ!妾は許さない…そう言えば…汝には唯一無二の友アルフレッドが居たな?貴様の記憶を全て返してやろう…ほら、思い出せ…そして懺悔しろ!!』

彼女の僅かに見えた瞳に憎悪が渦巻いていた…
瞬時彼女を見ていたら触手で身体を貫通させられ何かを入れられた…
暫くすると走馬灯のように記憶が駆け巡った。

『コレは…僕の…いや、私の…記憶…。』

思い出した、私はアルフレッドの唯一無二の友人
光の英雄ブラスター・ブレード・エクシード。

『やっと、思い出したのだな?クククッ…久しいな?』
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