『愛する君にもう一度恋をする』ゾルガネイダールアンガー×光バスカーク

『流石バスカークくんだね、そうだよ…僕は君の知るネイダールではない。』

驚きながら青年を見ていると少しだけ悲しい表情をしながら彼は答えた。

『僕の名前は邪正(じゃしょう)の天命者 ゾルガネイダール・アンガー
君の光になれなくてガストブラスターくんに嫉妬と劣等感からくる激しい
怒りから出来た存ざ………わわっ?バスカークくん?』

悲しい表情で自分自身を語るネイダールアンガーさんをワタクシは以前の
自分自身と重ねてしまった…
そんな表情(かお)をしないで…ワタクシは今でもアナタしか見ていないのですよ…そんな光になれなかったなんて…ネイダールさんっ…
ギューッと彼を必死に抱き締める、彼も暫くは戸惑っていたけど
ワタクシの感情が見えたのか優しく抱き締め返してくれた。

『アナタは充分ワタクシに色々な事を教えてくれました
ガストブラスターさんが教えてくれなかった…沢山のことを。
アナタは沢山ワタクシに色々な言葉を伝えてくれました…
励ましから愛の言葉まで、本当に…全てが大切な想い出なのです。』

『バ、バスカーク…くんっ……』

『きっとアナタにもワタクシに似た大切な人が居るのでしよう?
その方の元へ行ってあげてください…ワタクシ…は大丈夫ですか…
ちょっと…ネイダールアンガーさんっ…く、苦し………』

『僕には君たちバスカークしか居ない!君しか僕は…愛していない!!
彼よりも...いや、誰よりも...君たちバスカークを愛している!』

険しい表情でワタクシに伝えるネイダールアンガーさん、彼の瞳が先程より
赤黒く染まる…もしかして…怒っている?誰に?ガストブラスターさんに?
それとも自分自身に?
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