『夜の夜凪に想う追想の彼方』 ネイダール×バスカークレミニセンス

それから僕の部屋にレミニセンスをベッドに寝かせてあげたキラッと
何か光ったと思い彼の耳を見ると僕の髪色と同じ色のピアスが付け
られていた。

『ふー!大変でしたね!良かったです…黒ぴょん先生がご無事で…』

『このピアス………』

『いざという時とグレー様から頂いた物です…しかし、本当に
このロングコート少しだけ濃い黒なだけでそっくりですね!』

タコちゃんから教えてもらい再びレミニセンスを見ると涙を流した
跡があったが今は楽そうな表情をしていた。
思わず手を握りしめながら複雑な気持ちを抑える……
俺っち…悪い事しちゃったかな…………
ずっと悩んでいたら後ろからフワッと優しく抱きしめられて
ビックリして焦っていたらタコちゃんに頭を撫でられていた。

『よしよし、黒ぴょん先生〜マイナスのオーラ見えてますよー
大丈夫ですからね?ワタクシが居ますからねぇ〜』

『アハハ…うん、タコちゃん……居てくれてるからッ…ね……』

声を震わせながら自分自身が泣いているのが分かっていた…
タコちゃんは何も言わず、ずっと俺っちを慰めてくれていた。

『俺っち…バスカークくん…の支えに…なれればと………
こんなっ………ぐすっ………タコちゃん………俺っち…………』

『ワタクシ、そんな優しい黒ぴょん先生が大好きです!!
誰とも仲良く出来なかったワタクシに光をくださったアナタを
愛しています………っ…えっと………は、恥ずかしい……ですね……
コレ………あぁーもう少し愛についてリヴィエールに聞いてきますっ!す、すいませんっ!あぅぅっ…』

やだぁ……………かわいい……………さっきまで余裕だったのに急に
恥ずかしがって………今すぐ愛し合いたい!!

『ち、ちょっとだけ外で頭冷やしてきますっ!』

『あっ!タコちゃんっ?!………行っちゃった………』
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