『夜の夜凪に想う追想の彼方』 ネイダール×バスカークレミニセンス

涙を流しながら胸を握りしめながら押し殺したような泣き方をして
泣き始めた…………

『ッ…ゔっ…ぐすっ……ワ…ワタクシ……し、幸せなんですっ………
ネイダールさん………』 

確かに〈辛〉、〈幸〉が交互に周りを囲んでいて…………〈愛〉が霧
がかっている…また、霧……………。

『バスカークくん………』

『ッ…ネイダール…さんっ…………』

僕じゃないと彼を楽に出来ないのなら
僕はレミニセンスを力いっぱい抱きしめ彼が抵抗しても抱きしめていた。

『あ………ダ…ダメ……』

『じゃない…いいよ、今は俺っちと君しかいない。
バスカークくん、タコちゃんになりたかったんだよね?じゃあ今だけでも………』

『あぅぅっ…………ワタクシっ………』

『ほら、タコちゃん見て…俺っち今綺麗な君を見てどんな表情してると思う?』

彼に優しく囁いて出来るだけ幸せにしてあげるとレミニセンスは
僕の顔を見つめて両手で僕の頬に触れ嬉しそうな表情をしながら
答えた。

『優しく…ワタクシを見つめてくれています………あぁ…ワタクシ……こんな………幸せです………』

涙を流しながら喜ぶ彼を僕は嬉しくて笑って涙を流した
笑い合いながら互いを見つめ合い幸せを分かち合った僕達……
良かった…オクトプスが居なくて…………居たらヤバかった……。

『俺っち…も幸せだよ?タコちゃん…』

『好きです…ネイダールさん、愛しています……』

『うん、俺っちも…………』

『この想いは…アナタにしか………』

『いいよ、ずっと僕を想っていて…僕も君を…見ているから………』

『ッ…………はいっ……あぁ…苦しいのに……幸せです……今日もアナタを
感じれてワタクシ…幸せっ……ですっ………』
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