その光景はとても綺麗な風景だった……………

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『あー！最近暑いねぇータコちゃん!!』

『そうですね、黒ぴょん先生…あっ！そう言えばこんな夏の日でも
唯一静かになる海があるらしいですよ！』

夏の暑い真夏日のこと僕とオクトプスは他愛もない会話をしていた。
実は僕とオクトプスはアレから恋人同士(？)みたいにはなったが
今だにそこから先に進めていなかった
僕はこれ以上の関係も…と考えるがオクトプスの気持ちも尊重したく
て今だに………いつか勇気が出るかな？うん。
何だか自分だけが思っているみたいで複雑だけどいつか彼が僕を
思ってくれるようになるようにしていきたいな…
ふと彼が見せてくれた夜凪という海の波が静かになる時があるという
事を僕は教わった
夜凪か……………行ってみようかな？彼に感謝を伝え定期的に海に
出掛けることにした。
ブラントゲートみたいに寒い所ではなく海は夜でも暑くてすぐに
帰りたかったけどせっかくタコちゃんが教えてくれたから俺っちは
暫く海を堪能していた。

『……？さっきまで波が押し寄せていて煩いくらいだったのに…
急に静かに…………』

ふと勢いよく風が吹き慌てて沖側に身を避難させた
辺りを見渡すと見慣れた黒いロングコートが……………

『バ、バスカークくん？』

僕がそう名前を呟くとロングコートを着た青年は僕を見つめて切なく
笑った。

『こんばんは、ネイダールさん。』

黒いロングコートを着てタコちゃんと同じくらい長いけど
ポニーテールで髪を結んでいるバスカークくんよりは髪が黒がかって
いて…………
タコちゃんとバスカークくんの両方に似ている感じがした。
声のトーンは二人よりは低い……………
一体君は…誰なんだ？