言葉の要らない約束〜信じた未来は強い光となる〜

『…懐かしいな、あの時から我はエクシードに…』

『ん?私に?何だい?』

『ふぇぇっ?ってい、居たのか?今日は屋台は大丈夫なのか?』

『うん、今日はね…だって今日はディストピアと私が出会った…………ディストピア?』
(あぁ…やっぱり君はアルフレッドに似て………
涙を流せないのは辛い事だ…)

『…そうだな、今日はそうだったな…エクシード?』

『ディストピア…私の前ではアルフレッドみたいに我慢しないで…お願いだから…ほら、嬉しいなら泣きなさい…。』

『っ…涙がっ…エ…エクシードっ…ぐすっ…わ、我をっ………』

『うん?』

『我を…救ってくれて…っ…好きになってくれて…』

『うん、うん。』

『ありがとう…っ…我も…あの時からっ…光をっ…掴めた…君の手をこうやって握れたあの時からっ……』

『大丈夫だよ…分かってるから…ありがとう、君だけは私の孤独を哀しみをアルフレッド以上に分かってくれて…
あの時アルフレッドを救ってから君が心配だったんだ
もう一人の私は覚えてなかったけど私は君を…
もう離さないからね?私は2度と約束を破らないと誓ったんだ。』

『っ…あぁ…離さないでくれっ…我も…この手を…離さないっ!!』

『愛してるよ…私だけの愛おしい我が王ディストピア…』

『あぁ…我も愛している、お前を…エクシード。』


あの時とは違って今度は手が届いたのです✨
繋いだ手と二人で交わした約束をコレからも紡いでいくのです!!
未来でずっと二人でいや、皆で笑い合えるように…ね!
12/13ページ
スキ