『友との約束〜過去から未来へ〜』

コレは彼が光の英雄としてそして小生がまだ王として居た頃の話し…

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『行かせてください!!アルフレッド様!!』

『ダメだ、エクシード。』

彼の名はブラスター・ブレード・エクシード、光の英雄と呼ばれこのロイパラの切り札だ。
エクシードと我は良き盟友であり仲良く会話する仲なのだが、最近とある場所で神隠し事件がありその偵察に彼が代わりに見に行くと言って来たのを今全力で止めている所だ。

『私が行って謎を解いて帰って参ります!!』

友になった時に分かった事だが…ブラスター・ブレードという人物は人一倍正義心が強いことだ
騎士として当たり前なのだが、それを逆手に取る敵がもし今後出てきたら最悪…と考えたら不安で仕方ない。

『…では、約束してくれ。必ず帰ってくると…ッ…』

父アークセイバーが居なくなり15歳で我は王になり初めて出来た部下であり友のブラスター・ブレードを失いたくない…
だが、彼は頑固だから我が折れるまで言い続けるだろう
震える声で小さく発した声は彼に届いたらしく握りしめていた握りこぶしを優しく包み込み我に伝えてきた…

『ありがとう、アルフレッド。君なら私の願いを叶えてくれると思っていた。約束しよう!必ず帰ってくると!!』

優しく笑う彼は輝いて見えた…
そうだ、彼が約束を破ることはなかった筈だ大丈夫だ
我は笑いながら彼を見送った。

『嫌になったら帰ってきてくれ、その時は我も一緒に…』

『いけません、アナタは光の王…このロイパラに必要な方なんです…大丈夫…必ず戻って参ります!』

我に笑顔で手を振る彼を見送った…
まさかこの後、再び出会う彼が彼では無くなるとは彼自身もそして我自身も知らなかった。
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