『あの日の君にもう一度会いたい』
『…俺には分かる、影の英雄。お前がここにいる理由が…』
悔しいが何となくわかってしまった…
コイツは…
『…そう、5年前のこの日俺はミラージュナイトの呪縛に捕われ肉体と魂が離れた。あれからミラージュナイトに触れれなくて、声が届かない毎日が続いた。』
時々見せる悲しそうな瞳…
俺の身体なのに俺では無い。
『…今日だけ貸してやる。』
『えっ!?』
『聞こえなかったのか?今日だけ…』
『ありがとう!流石はファントムブラスター様の息子様だ!その優しさ…そっくりだ!』
影の英雄は喜んで俺の身体を借りて行った。
悲しんでいる顔を見た瞬間どこか自分と似ていたからなのか
不思議な気持ちで俺は立っていた。
『…ナイト、楽しい一日を過ごせ。明日お前の笑顔を見るのが楽しみだ…』
そう思いながらナイトを見つめ俺は笑いながら目を閉じた。
-------------ナイトさんSide
懐かしい感触、懐かしい声、懐かしい…
『…?』
『おはよう、ミラージュナイト!』
ガバッと勢いよく起きて辺りを見渡す…
私は確か酔い潰れてダークに…
キョロキョロしていると両頬に触れられ声の主の方を向かされた。
『…せっかく俺が居るのに無視か?』
ダーク…
ダークなのか?
私は驚きを隠せないままダークの顔、頬、髪、肩…身体全てに触れた。
『…ちょっと!流石に触れすぎだぞ?そんなにビックリしたの…』
『…ダークっ!私はっ…私は夢を見ているんだよな?』
今にも泣きそうな顔で本人に問いただす。
信じられ無いんだ…
お前が私の前に居ることが…
『…違う、夢じゃない。』
『何故お前が…身体はあの部屋にあるはず…』
『あー説明めんどくさいから、ミラージュナイト。』
手を差し出され何も警戒せず反射的に手を握りしめた。
夢じゃない。
暖かい…ダークだ。
『…そうだな、私とお前に意味など説明など要らないからな。』
自然と笑みが零れた。
夢だとしても愛おしい人が今私の前に居る…
『…ずっとずっと、会いたかった。』
『うん。』
『…この5年間お前を忘れたことなど無かった。』
『…俺もずっとミラージュナイトを思ってた。』
『何度あの日を思って悔やんだか…』
『…お前のせいじゃない。』
『…ダーク。』
繋いでいた手を強く握りしめて真っすぐ見つめる。
『愛している。私達はずっと一緒だ。』
『…俺も愛してる。』
あの頃に戻ったみたいな気持ちだった…
溢れた想いは涙と震えた声で伝えた。
ダークも笑っていた、ああ…このままずっとお前が側に居たら…
-------------------次の日
悔しいが何となくわかってしまった…
コイツは…
『…そう、5年前のこの日俺はミラージュナイトの呪縛に捕われ肉体と魂が離れた。あれからミラージュナイトに触れれなくて、声が届かない毎日が続いた。』
時々見せる悲しそうな瞳…
俺の身体なのに俺では無い。
『…今日だけ貸してやる。』
『えっ!?』
『聞こえなかったのか?今日だけ…』
『ありがとう!流石はファントムブラスター様の息子様だ!その優しさ…そっくりだ!』
影の英雄は喜んで俺の身体を借りて行った。
悲しんでいる顔を見た瞬間どこか自分と似ていたからなのか
不思議な気持ちで俺は立っていた。
『…ナイト、楽しい一日を過ごせ。明日お前の笑顔を見るのが楽しみだ…』
そう思いながらナイトを見つめ俺は笑いながら目を閉じた。
-------------ナイトさんSide
懐かしい感触、懐かしい声、懐かしい…
『…?』
『おはよう、ミラージュナイト!』
ガバッと勢いよく起きて辺りを見渡す…
私は確か酔い潰れてダークに…
キョロキョロしていると両頬に触れられ声の主の方を向かされた。
『…せっかく俺が居るのに無視か?』
ダーク…
ダークなのか?
私は驚きを隠せないままダークの顔、頬、髪、肩…身体全てに触れた。
『…ちょっと!流石に触れすぎだぞ?そんなにビックリしたの…』
『…ダークっ!私はっ…私は夢を見ているんだよな?』
今にも泣きそうな顔で本人に問いただす。
信じられ無いんだ…
お前が私の前に居ることが…
『…違う、夢じゃない。』
『何故お前が…身体はあの部屋にあるはず…』
『あー説明めんどくさいから、ミラージュナイト。』
手を差し出され何も警戒せず反射的に手を握りしめた。
夢じゃない。
暖かい…ダークだ。
『…そうだな、私とお前に意味など説明など要らないからな。』
自然と笑みが零れた。
夢だとしても愛おしい人が今私の前に居る…
『…ずっとずっと、会いたかった。』
『うん。』
『…この5年間お前を忘れたことなど無かった。』
『…俺もずっとミラージュナイトを思ってた。』
『何度あの日を思って悔やんだか…』
『…お前のせいじゃない。』
『…ダーク。』
繋いでいた手を強く握りしめて真っすぐ見つめる。
『愛している。私達はずっと一緒だ。』
『…俺も愛してる。』
あの頃に戻ったみたいな気持ちだった…
溢れた想いは涙と震えた声で伝えた。
ダークも笑っていた、ああ…このままずっとお前が側に居たら…
-------------------次の日