『貴方に伝えたかった言葉』

『ダーク…』

『俺もお前を一人占めしたいくらい…俺で常にいっぱいいっぱいにしたいんだ。』

『ッ…やぁっ…耳…囁かな…』

力の無い腕で必死に抵抗するがダークが止めに入る…
ダークの声だけで意思とは違う反応をする身体が嫌で…
いつの間にか身体に力が入らず我はペタンと地面に座っていた。

『ほら、身体は正直だ
アルフレッドは俺を愛してくれてるんだな?』

『はうっ…!?やらっ…違う…』

『ん?どうなんだ?』

や、止めろ!!身体が…ッ…!!

『アルフレッド…正直になれ、俺が好きだよな?』

『われぇ…はっ…』

ダメだ…ダークでいっぱいに…

『愛してくれてるよな?』

ビクビクッと身体が反応してダークの返事を返してるようだった。

『ありがとう…愛してくれて…俺も愛している。』
(声を耳で囁くだけで反応とは…かなり俺を愛してくれてるんだな?)

『…ダーク…われぇ…は…』

頭がぼーっとして…

『ん?どうし…アルフレッド?』

『ダークぅ…好きだ…誰にも負けないくらいお前が…だからっ…我を…我を…誰よりも愛してッ…』

『…。』
(あっ…堕ちたな…。)

情けない程に涙を流しながら伝える我を苦笑しながらダークは見ていた。

『分かった…』

『ダークぅ…』

『何だ?』

『" 愛している"…』

何度何度伝えても伝えきれない言葉
その言葉を我は伝えた…。
見つめ合いながら伝えた…
もう、こうなれば伝えきれない思いを沢山伝えてしまおう…

その夜は沢山ダークに愛された…

End
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