『光と影の再会』
アルフレッド
『…バザデン…?』
トコトコと足音が聞こえガチャッと開けて光の王は俺の顔を見つめた。
バザデン
『はい。』
しまった…思わず一つ返事をしてしまった。
光の王は手を口に当ててうーん…とか言いながら悩んでいる。
アルフレッド
『…あっ!5年前の…』
ポンッ!と何かを閃いたような表情になって光の王は俺が見たことない笑顔になった。
いやいや…すごく眩しい…。
バザデン
『思い出してくれて感謝する。』
5年前と全然違う環境に俺は戸惑う
確か光の王は俺が守った後、その魂を自身が持つ小刀に封印した筈…
たまに出て来てちゃんと王をしているのか?
律儀な人だな…
いや、真面目と言うべきか。
アルフレッド
『約束を守って…会いに来てくれたんだな?良かった。
お前も無事で…』
優しく笑う光の王に良心が痛む…
ッ…言えない!!
あの後、アナタの代わりに攻撃受けて魂と肉体バラバラになって今、ダークくんの身体を借りてますなど…。
アルフレッド
『影の英雄 バザデン…
我が左腕 モルドレッドよりも優秀なシャドパラの騎士と聞いていたからな。』
バザデン
『いえ、それ程のものでは…今はブラスターダーク様が居ますから…俺なんか…』
アルフレッド
『いや、敵側に居ながら我を護ったお前は立派な影の英雄だ。』
何度もファントムブラスター様が俺に言っていた言葉…
俺様達は敵側だがけしてロイパラは敵に回すな!!この戦いは
俺様達の後に続く世代が平和であり続ける為の…
だからバザデン…お前も誰かを護る騎士でいろよ!!
バザデン
『良かった…一人でも俺は護る事が出来たんだな。』
しみじみと何かを感じながら呟く俺を優しく笑いながら見つめる光の王…
あーこの未来があるならミラージュナイト…
君と一緒に笑いながらいたかったな。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐数分後
アルフレッド
『今まで長い任務で留守にしていたんだな?』
バザデン
『はい、流石に内密なので…周りには…』
アルフレッド
『分かっている。』
あの時護った光の王は元気にロイパラの王として居てくれた。
そろそろシャドパラに帰るか…
そう思いながらスッと立つと開いたままのドアの向こうに…
バザデン
『ミラージュナイトっ!』
恋人の姿が見えた…今なら抱きしめる事が出来る…
光の王が止める声を俺は無視をして走る…
中庭まで追いかけて息を荒々しくしていると後ろから声が聞こえた。
ナイト
『…先程から私の名前を呼んでアナタは一体だ…ッ…離し…』
バザデン
『やっと…やっと抱きしめる事が出来たんだな。』
ギューと嬉し泣きをしかけるのを堪えながらミラージュナイトを抱きしめる…
俺の姿が見えないミラージュナイトに俺はずっとずっと…
ナイト
(何だか懐かしい感覚だ…まるで…ダークのような…)
暫くミラージュナイトを抱きしめたまま余韻に浸った…
ぬくもりから感触まで堪能した…
ナイト
『ッ…よく分からないが…アナタは…誰だ?』
あっ!として勢いよくミラージュナイトから身体を離した…
しまった…感極まって抱きしめてしまった…。
ミラージュナイトの顔を見ると思っていた表情と違う表情をしていた。
困ったような…切ないような…。
バザデン
『失礼。知り合いと勘違いを…』
バレないうちに去ろうと後ろを向いた瞬間
ミラージュナイトから抱きしめられた。
ナイト
『…この世界で私に出会っているユニットは数少ない…。それに私をそう呼ぶのは…ッ…ダー…ク…』
俺が居ることを知ったらミラージュナイトはきっとブラスターダークくんと共にいれられなくなる。
ごめん…ミラージュナイト…。
俺はミラージュナイトを気絶させ再び光の王の元へ行き預けた。
アルフレッド
『バザデン?急に飛び出したから心配…ナイト?どうしてナイトが?』
バザデン
『中庭の噴水の所でうたた寝をしていたので…宜しければ光の王、ミラージュナイトを預かってくれないか?』
アルフレッド
『別に我は…構わないが…』
優しく俺はミラージュナイトをベッドに寝かせる。
君に会えて良かった…
コレからもずっと隣で居るから…
君が望んだこの世界で幸せになってね。
頭を撫でながら俺はミラージュナイトに触れるくらいの優しいキスをした。
ナイト
『…ダーク…。』
ボソッと呟いたミラージュナイトを見つめながら俺は目を閉じた。
バザデン
『光の王よ。』
アルフレッド
『何だ、影の英雄。』
バザデン
『ミラージュナイトを任せた。それと約束をしてくれ…
この世界を平和にし続ける事と…俺が…今日アナタに会いに来た事と…ミラージュナイトにあった事を彼にだけは…』
アルフレッド
『…ああ。言わない…わざわざ我に会いに来てくれたんだな…ありがとう。分かった…お前の願いは我が引き受ける…約束だ。ありがとう…あの時に我を護ってくれて。』
優しく笑いながら伝える光の王を見つめながら俺はブラスターダークくんに身体を返した。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐数分後(覚醒ダークSide)
覚醒ダーク
『何故俺はアルフレッドに抱きしめられているんだ…』
まさか俺が寝ていた間に影の英雄が…
と焦りアルフレッドに聞こうと勢いよく起き上がったら
ナイトまでベッドに寝ていて…
状況把握が出来ていない。
アルフレッド
『ダークはやっぱり優しい奴なんだな。』
優しく笑いながら俺に言って来たアルフレッドは全てを見透かしたような声色で何かを納得していた。
覚醒ダーク
『アルフレッド…何かあ…』
シーッと唇に人差し指をくっつけられて俺は思わず言葉を失った。
アルフレッド
『…内緒だ。』
さり気なく頭を撫でながらアルフレッドはいつもの俺の髪型に直していく…
5年前に居た3人しか分からない話しをしたのだろうか?
俺は5年前に居ないから分からない…
ナイト
『ッ…ダークッ…!!ってアレ?ここは…騎士王さんの…』
アルフレッド
『…あぁ。我の部屋だ。とある影騎士がナイトを見つけたと言っていてな中庭でうたた寝をしていたそうだ。』
ナイト
『それって…』
アルフレッド
『すぐに帰ってしまわれた。致し方無い、彼も大変な長い旅を今も続けているからな。』
ナイトが何かを察して空笑いをして
そうか…。また会えると良いなと涙を一筋流して言っていた。
『…バザデン…?』
トコトコと足音が聞こえガチャッと開けて光の王は俺の顔を見つめた。
バザデン
『はい。』
しまった…思わず一つ返事をしてしまった。
光の王は手を口に当ててうーん…とか言いながら悩んでいる。
アルフレッド
『…あっ!5年前の…』
ポンッ!と何かを閃いたような表情になって光の王は俺が見たことない笑顔になった。
いやいや…すごく眩しい…。
バザデン
『思い出してくれて感謝する。』
5年前と全然違う環境に俺は戸惑う
確か光の王は俺が守った後、その魂を自身が持つ小刀に封印した筈…
たまに出て来てちゃんと王をしているのか?
律儀な人だな…
いや、真面目と言うべきか。
アルフレッド
『約束を守って…会いに来てくれたんだな?良かった。
お前も無事で…』
優しく笑う光の王に良心が痛む…
ッ…言えない!!
あの後、アナタの代わりに攻撃受けて魂と肉体バラバラになって今、ダークくんの身体を借りてますなど…。
アルフレッド
『影の英雄 バザデン…
我が左腕 モルドレッドよりも優秀なシャドパラの騎士と聞いていたからな。』
バザデン
『いえ、それ程のものでは…今はブラスターダーク様が居ますから…俺なんか…』
アルフレッド
『いや、敵側に居ながら我を護ったお前は立派な影の英雄だ。』
何度もファントムブラスター様が俺に言っていた言葉…
俺様達は敵側だがけしてロイパラは敵に回すな!!この戦いは
俺様達の後に続く世代が平和であり続ける為の…
だからバザデン…お前も誰かを護る騎士でいろよ!!
バザデン
『良かった…一人でも俺は護る事が出来たんだな。』
しみじみと何かを感じながら呟く俺を優しく笑いながら見つめる光の王…
あーこの未来があるならミラージュナイト…
君と一緒に笑いながらいたかったな。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐数分後
アルフレッド
『今まで長い任務で留守にしていたんだな?』
バザデン
『はい、流石に内密なので…周りには…』
アルフレッド
『分かっている。』
あの時護った光の王は元気にロイパラの王として居てくれた。
そろそろシャドパラに帰るか…
そう思いながらスッと立つと開いたままのドアの向こうに…
バザデン
『ミラージュナイトっ!』
恋人の姿が見えた…今なら抱きしめる事が出来る…
光の王が止める声を俺は無視をして走る…
中庭まで追いかけて息を荒々しくしていると後ろから声が聞こえた。
ナイト
『…先程から私の名前を呼んでアナタは一体だ…ッ…離し…』
バザデン
『やっと…やっと抱きしめる事が出来たんだな。』
ギューと嬉し泣きをしかけるのを堪えながらミラージュナイトを抱きしめる…
俺の姿が見えないミラージュナイトに俺はずっとずっと…
ナイト
(何だか懐かしい感覚だ…まるで…ダークのような…)
暫くミラージュナイトを抱きしめたまま余韻に浸った…
ぬくもりから感触まで堪能した…
ナイト
『ッ…よく分からないが…アナタは…誰だ?』
あっ!として勢いよくミラージュナイトから身体を離した…
しまった…感極まって抱きしめてしまった…。
ミラージュナイトの顔を見ると思っていた表情と違う表情をしていた。
困ったような…切ないような…。
バザデン
『失礼。知り合いと勘違いを…』
バレないうちに去ろうと後ろを向いた瞬間
ミラージュナイトから抱きしめられた。
ナイト
『…この世界で私に出会っているユニットは数少ない…。それに私をそう呼ぶのは…ッ…ダー…ク…』
俺が居ることを知ったらミラージュナイトはきっとブラスターダークくんと共にいれられなくなる。
ごめん…ミラージュナイト…。
俺はミラージュナイトを気絶させ再び光の王の元へ行き預けた。
アルフレッド
『バザデン?急に飛び出したから心配…ナイト?どうしてナイトが?』
バザデン
『中庭の噴水の所でうたた寝をしていたので…宜しければ光の王、ミラージュナイトを預かってくれないか?』
アルフレッド
『別に我は…構わないが…』
優しく俺はミラージュナイトをベッドに寝かせる。
君に会えて良かった…
コレからもずっと隣で居るから…
君が望んだこの世界で幸せになってね。
頭を撫でながら俺はミラージュナイトに触れるくらいの優しいキスをした。
ナイト
『…ダーク…。』
ボソッと呟いたミラージュナイトを見つめながら俺は目を閉じた。
バザデン
『光の王よ。』
アルフレッド
『何だ、影の英雄。』
バザデン
『ミラージュナイトを任せた。それと約束をしてくれ…
この世界を平和にし続ける事と…俺が…今日アナタに会いに来た事と…ミラージュナイトにあった事を彼にだけは…』
アルフレッド
『…ああ。言わない…わざわざ我に会いに来てくれたんだな…ありがとう。分かった…お前の願いは我が引き受ける…約束だ。ありがとう…あの時に我を護ってくれて。』
優しく笑いながら伝える光の王を見つめながら俺はブラスターダークくんに身体を返した。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐数分後(覚醒ダークSide)
覚醒ダーク
『何故俺はアルフレッドに抱きしめられているんだ…』
まさか俺が寝ていた間に影の英雄が…
と焦りアルフレッドに聞こうと勢いよく起き上がったら
ナイトまでベッドに寝ていて…
状況把握が出来ていない。
アルフレッド
『ダークはやっぱり優しい奴なんだな。』
優しく笑いながら俺に言って来たアルフレッドは全てを見透かしたような声色で何かを納得していた。
覚醒ダーク
『アルフレッド…何かあ…』
シーッと唇に人差し指をくっつけられて俺は思わず言葉を失った。
アルフレッド
『…内緒だ。』
さり気なく頭を撫でながらアルフレッドはいつもの俺の髪型に直していく…
5年前に居た3人しか分からない話しをしたのだろうか?
俺は5年前に居ないから分からない…
ナイト
『ッ…ダークッ…!!ってアレ?ここは…騎士王さんの…』
アルフレッド
『…あぁ。我の部屋だ。とある影騎士がナイトを見つけたと言っていてな中庭でうたた寝をしていたそうだ。』
ナイト
『それって…』
アルフレッド
『すぐに帰ってしまわれた。致し方無い、彼も大変な長い旅を今も続けているからな。』
ナイトが何かを察して空笑いをして
そうか…。また会えると良いなと涙を一筋流して言っていた。