『嘘つきな君と正直な自分』ライアーエクシード&アルフレッド

ギュッ!!と小生は彼の手を握り握手をした、彼は少しだけ驚いた後呆れ
笑いに近い優しい笑い方をして遠慮がちに握り返してきてくれた。

『…うん、こんな俺で良ければ。』

こうしてライアーと小生は友になった。
それから小生達はエクシードの店へ行き二人で話し合い楽しく過ごした…

『いらっしゃい、おや?ライアーくん?ってアルフレッドと何故居るんだい?』

『いやいやーそこで会ってさー人が黄昏れていた時に突然イケメンが
見えたら見ちゃうよねー』

『…ライアーくんでも、アルフレッドは流石に...』

『え?いやいや!エクシードの大切な人を奪わないってこの間言ったじゃん!
ダチになっただけだって~信じて?』

『ライアーくんが言うなら……』

これが彼の能力……小生はあえて黙って二人の会話を聞いていたがあの
エクシードでさえ彼の嘘に騙されていた。
渋々としながらエクシードが去るとライアーは素になり小生に話し始めた…

『俺の嘘を嘘だと見抜いたのは君と...生みの親であるレイだけだよ。
グレー様でさえこの私の嘘を見抜く事はできない…』

『…という事は、ライアーは普段からあんな雰囲気で?』

『…うん、だから君が俺の嘘を見抜きそうな雰囲気がしたから今回は
ダチになったけど見抜けなかったらエクシードみたいになっていたね?
俺の優しい…嘘に騙されていたままの愚かな王になっていたかもね?』

クスクス笑いながら話すライアーに小生は優しく手を握り彼を真っ直ぐ見て
伝えた。

『小生を信じてくれたんだな…ありがとう。
どんな君でも小生は認めるから、ライアー…大丈夫だからな!』
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