『ライアーの1日ルーティンだが…これに重要性はあるのか?byレイ』レイ&ライアー

『ライアー…あんな約束を軽く...……』

『…なぁにがお似合いだよな?俺なんて相手すら居ないのにさ!!
バスカーク三人に囲まれて幸せってか?あほくさ…爆発しろ!!』

………安心してくれ、炎水は此処まで黒くはない。
実はライアーはかなりのひねくれ者で、他者には興味が無いのだがたまに
こうやって自分自身が放った言葉を馬鹿らしいと言っている時がある
すぐに暫く経てば治るのだが…。

『…行くぞ、ライアー。』

『……うん!』


ーーーリーヴラさんの部屋

『よく来たな…レイ、ライアー。』

『…こんにちは、リーヴラさん。』

『こんにちはー!リーヴラさん今日もカッコいいねー!俺健診中に
動悸しないかなー』

『…ありがとう、ライアー。大丈夫だ我がちゃんとアナタを診てやるからな。』

ニコニコと口元だけライアーは笑ってリーヴラさんの事を褒めた
リーヴラさんは照れながらも答え、いつも通り秤を出しライアーから1本の髪の毛を自ら抜いてもらい貰っていた。

『では…“秤執行!!”』

リーヴラさんがそう言うと秤は再び炎を纏い暫く経つと傾いてはいなかった
正しくは傾けなかった。
ライアーの嘘は秤すら騙せる能力だからだ……

『…よし、今回もライアー…アナタは均衡(バランス)を保ってくれた
感謝する。』

『…ん?俺は正直に生きてるだけだよー!!良かった良かった!!』

…何度も言うが彼はライアー…嘘つき者だ。
正直に生きている訳がない…

『これからも世界の均衡(バランス)に協力してくれると有難い…』

『ん?このままでいいなら協力するするー!俺で良ければね!』

中身の無い会話をして何が楽しいのか…吾輩には理解が出来ない。
その後、吾輩も健診を受け挨拶をし吾輩達以外歩いていない廊下へ歩きだした…
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