『やっぱ真面目系で眼鏡かけてる奴って可愛くね?byグレー』グレー×リーヴラ

『あっ…いや、クロス様………そんな…失礼な………』

『えー母上は悲しいですねー先程まであんなにもかわいいお声で
母上っ!と呼んでくださったのに…………えーん、悲しいです~』

クロスもやるなぁ………悪だわ!!クロスはリーヴラの前でシクシク泣き
する真似をしながら悲しんでいるフリをしていた。
ちなみにしじみ汁は安全な場所に置いてある、多分飲む頃には
冷めているだろうなぁ………

『ッ……………?え?いや、我はそんな失礼な………』

『母上!と呼び、私を恋しがっていましたよ?ヒヒヒッ!!』

クロス!!お前、笑いが我慢出来ていないじゃないか!ちなみに
リーヴラの周りは《困惑》と《焦》がグルグルと勢いよく回って
いる!!クロス側は《楽》が飛び跳ねながら見えた…
完全にコイツ…楽しんでやがる…………

『セ…セラス…………何とか説明してくれ………』

眉間にシワを寄せながら必死にかけていないメガネをつい、いつもの
癖で人差し指でクイッと何度もしながら動揺を隠せないでいる
リーヴラ…見ていて面白いから放っておきたくなるな…

『クロス、そこまでにしてやれ…私は彼としじみ汁飲むから
お前はいつもの事をして来い。』

『…ヒヒヒッ、残念です!もう少し楽しんでいたかったのですが…
セラス様に言われたのでしたら私は持ち場に戻りますね!
では、また会いましょうね~リーヴラさん!』

『…クロス様も、お元気で…………』

頑張ってリーヴラは見えない目でクロスに別れを告げた後、自身の
メガネを見つけたのかかけて深呼吸していた。

『何故…我がこんな…目に…………』

まだクイックイッとメガネを上げているな?余程自分が上司の母を
母呼びしたのが信じられないみたいだな?

『楽しいだろう?クロスも私の自慢の娘だ!!』
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