『やっぱ真面目系で眼鏡かけてる奴って可愛くね?byグレー』グレー×リーヴラ

『では、グレー様失礼します。』

『あぁ…ありがとうな、クロス。』

クロスはリーヴラの頭を優しく撫でた後、いつもとは違う優しい
母が子にするような笑顔をした後頭を下げ部屋を出て行った。

『あぁ…次、クロス様に会う時どんな表情をしたら
良いのだろうか…』

元々顔が赤いのに更に顔を赤くして照れながらブツブツとリーヴラは
まだ独り言を言っていた。

『リーヴラ、大分酔ってんな?俺が誰か…………』

『…グレーだ、声で分かる。友の声は忘れないからな…』

…コイツ、アルフレッドと同じで目閉じてるくせに俺が
声出しただけで俺と当てやがった!!やべぇな………

『ま、酔ってるし覚えてねぇだろうから……言うわ。
こんな俺とダチになってくれて…ありがとうな…』

『…何を今更、アナタこそこんな我と友になってくれて
感謝しかない。
暫く連絡が無かった時は寂しくも心配したし、また会えたことが
嬉しくて呼ばれる度に…会いに来てしまうんだ。
我とグレー…いや、セラスは親友だからな?来るのは………セラス?』

『っ…リーヴラの…馬鹿…………私をっ…こんな……泣かせるなど!!』

こんな偽りの姿であるグレーではなく彼が知る私をセラスで彼の
気持ちに応えたくなった、私は変身を解き本来の姿で
嬉しいと泣くとリーヴラは酔っていても私の気持ちが分かった
らしくベッドの上に置いていた私の手を優しく撫でていた。

『セラス、アナタは美しい人だ…泣いていても美しい…
だが、その涙は見ていて嫌な気はしない…ハハハ…
初めて見た友の嬉し…涙…だな………眠い……』

『って!良い言葉を言っている最中に眠いとか言うなっ!』
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