『追想禁忌~アナタを想うこの気持ちは罪ですか?~』

『…よし、うん………大丈夫…大丈夫………ですよ!自分………』

ワタクシはこの日いつも通りガストブラスターさんの所へ行く
準備をしていた。
アレからネイダールさんはずっとタコさんの近くにいて当たり前の
日々が始まっていた
目を閉じるとネイダールさんとの事を想い出すが想うくらいなら彼も
許してくれていたからずっと想うだけにした。

『ふふふ…ネイダールさんのコート、暖かいです。』

独り言を呟き彼を想う…幸せだけど切ない時間が過ぎる…

『…。』

好き…と呟きかけた声を抑える
どうせ呟いた所で返ってこないから…………

『さて!ガストブラスターさんの所に行かなければっ!』

パンパンッ!!と両手で頬を軽く叩き自分自身で気合を入れ外に出た
いつも通り森を歩きふと足が自然と止まった…

『アハハ………流石に、今日は普通に通れましたね………』

何かあるとこの森でネイダールさんに会って………
ギューッと胸が締め付けられた感じがした
あぁ…またワタクシは彼を思っている……………
近くにある切り株に座りワタクシ以外誰もいない森を堪能した。

『待っていたら………なんて………早くガストブラスターさんが
待っているから行かな………誰ですか?』

ふと諦めた感じでその場を去ろうとした瞬間誰かが居るような気がして
振り返った
気配はするのに?不思議と考えながら近付いていたら声がした。
1/8ページ
スキ