『魔を司る黒ウサギと海賊の王』ゾルガネイダール&光バスカーク

ペラペラとゾルガさんはワタクシの事を話し上げビックリして
いると彼は顔をワタクシにくっつけて妖艶な笑い方で笑った。

『僕はバスカーク…君の弟だからね?だから何でも知ってるよ?
ふーん…データ元だと髪が反対なんだね?普段も良いけど…』

フワッとワタクシの髪を手で持たれてゾルガさんは
愛おしそうに自分自身の顔に近づけて目を閉じ何かを感じていた。

『そんなにワタクシが良いですか?』

ふと気になり聞いてみるとゾルガさんはワタクシを見ながら
切なく笑い答えた。

『なぁに聞いてんのさー俺っちはタコちゃんじゃなきゃダメ
なんだってぇーどーしてもタコちゃんじゃないとダーメ!!』

え?また一人称と口調が………それに雰囲気が…………
ゾルガさんはそうワタクシに伝えると腰に手を回してワタクシの
身体を包み込むようにして抱きしめてきた。

『ゾ…ゾルガさん……?』

『愛しているよ…タコちゃん、俺っちだけのタコちゃんだからね?
誰にもあげないから…タコちゃんの全ては俺っちだけの………』

ワタクシでは無い誰かを見ながら伝えているゾルガさんを見て
ワタクシは思わず嫌悪を感じず何故かドキドキと見惚れていた。

『…………よし!コレで本人に伝えれるかな?
ありがとう、バスカークくん!さ、僕ブラントゲートに
帰るから用意を………バスカークくん?』
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