『交渉仲間【エモノ】に嗤う深海の商人』闇ゾルガ×バスカークオクトプス

ネイダールSide

敵に身体だけ操られて今、バスカークの上に馬乗りになりながら
彼に自分自身の魔術で彼を仕留めようとする…
自分を宥めるかのように優しく笑いながらバスカークは大丈夫
と言ったがいつもの彼なら無理だと感じ叫ぶ事でしか彼を説得
出来ない自身に無力さを感じる。

『バスカーク…嫌だよ……僕は……………』

『ワタクシ、そんな優しいアナタが大好きですよ?
ゾルガネイダールさん…さて、反撃しますか?』

『え?』

瞬時バスカークに持っていた刃物と杖を奪われ自分の身体が硬直する。

『ネイダールさん、杖お借りしますね!!』

刃物を安全な場所に置き僕自身をひょいと軽く持ち上げ隣に退かすと
バスカークは僕の杖を持ちながら敵へ向かっていった。

『オイッ!!紫頭!!お前…魔術使えないくせに何杖を持っているんだ?』

『そうですね?杖だけでは意味はありませんが、この杖長いので…』

『痛っ!痛っ!止めろっ…頭を叩くなっ!』

何だか杖が悪く使われている………雑じゃ無い?返して欲しい………

『タコちゃん…満足したら返し……おっと!もういいのぉ?』

『はい、十分叩きましたから…そうだ………』

瞬時ニコニコと笑っていたタコちゃんの表情が嘲笑いに変わり
髪が伸びまるで髪がタコみたいになり闇のオーラが増した…
え!?あんな姿初めて見るんだけどー?知らないんだけど……
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