『記憶の中の面影』

ロスト
『ダークありがとう…我をアルフレッドを愛してくれて。我もお前を…" "。』

覚醒ダーク
『ッ…アルフレッド…。』

気持ちが軽くなった…
言えなかった伝えたかった言葉を我はアルフレッドの代わりにまた過去になるであろう今に言霊として呟いた…
届かなくても良いんだ。
胸が苦しくて痛いのはアルフレッドなのか?それとも我なのか…?


−−−−−−数時間後

覚醒ダーク
『ロストサンクチュアリ…離れてくれないか?』

ロスト
『ダメだー!!ダークよ?愛しているぞ!』

覚醒ダーク
『今は関係ないだろ!全く…』

ロスト
『…?』

いつも通りダークが我に愛想を尽かしいつも通り我はアルフレッドじゃないと言う風景…
クルッと振り返りダークが優しく笑いながら我に伝える。

覚醒ダーク
『泣くなよ…アルフレッド。大丈夫…お前は一人じゃ無いから。』

ドキッとして我の中のあの日のアルフレッドが答える。

ロスト
『分かっている。ダーク…我はお前を…。』

覚醒ダーク
『バーカ。分かっている…ありがとう…こんな俺を愛してくれて…』

過去に残した記憶の面影は今もずっと消えない…
でも忘れるだけじゃないと覚えていて伝えていいと教えてくれたのは紛れもなく彼だった。

END
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