『交渉仲間【エモノ】に嗤う深海の商人』闇ゾルガ×バスカークオクトプス

目を開けてワタクシが前を向くと黒ぴょん先生が両手を広げて
モブの洗脳の力を私の代わりに受けていた。

『ッ…………あちゃータコちゃんの代わりに受けたは良いけど〜
流石にコレは…………クッ………ハハハッ……タチが悪いなぁ………』

『紫頭に当たらなかったか…ま、良い!!ゾルガ!!ならそこの紫頭を
殺れ!!』

『黒ぴょん先生!!!』

『…タコちゃんっ!逃げて!!俺っち身体が言う事………ッ!!!』

モブが黒ぴょん先生に指示をした瞬間彼が渡された刃物を持ちながら
ワタクシに目掛けて襲ってきた。
ひょいと避けながら手を顎に乗せて考える…………

『タコちゃんっ!考えてないで逃げてー俺っちこのままだと危ないからー!!!!』

『いえ、逃げないです…黒ぴょん先生をこのままにはしておけま
せんから………どうしましょう?』

『アイツ………何で操られたゾルガの攻撃避けてんだ?無敵か?』

色々悩んでいながら避けていたら足場を取られ倒れてしまった
片方の手を上げワタクシを仕留めようとする黒ぴょん先生の手を
無意識に力強く止める。

『タ…タコちゃん………力強いねぇ………ってダメだっ!
ッ…魔術を君に…………嫌だっ!!君を失いたくないっ!
逃げるんだっ!バスカークっ!僕が君を殺る前にっ!』

どうやら洗脳の力は未熟だったのか身体にしか効いていなく
黒ぴょん先生はワタクシを仕留めようとする自分自身を止めれ
無いようだった、刃物は止めたと安心したが次に彼がいつも持つ
杖を身体に突きつけられ魔術を放とうとした。

『ネイダールさん?ワタクシそんなに弱く無いですから安心して
ください、大丈夫ですから…』

『今…そんな事言ってる場合じゃ………』
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