『君を失って…………』ディストピア&アルフレッド

『いい、もうそれ以上言わなくて良いから………』

『いや、言わせてくれ…エクシード…我頑張って乗りきったんだぞ?
我は王様だからな…君の隣に立つにはしっかりと………』

『良いよ…本当は怖かったんだよね?お願い…強がらないで?
今は私以外誰も居ないから…大丈夫、誰も君を責めないよ。
だって君はアルフレッドも私も失わずに助けたんだから…素晴らしい王様だよ…』

そう優しい声でお願いするとディストピアはしっかりとした表情から
まるで親に甘える子のように少しビックリした後泣きそうな表情をしたそのタイミングで私の光を与え彼を泣かせてあげた…

『ぐすっ…ダメだ………我は…王だかっ…こんなっ…泣いちゃ……』

『ううん、泣いていいんだよ…ほら、もっと私に甘えて?
大好きな君のエクシードだよ?』

手を握っていたのを離して両手を広げるとディストピアは少し戸惑った後遠慮がちに私に抱きついた
あぁ…可愛くて愛おしくて…………彼が私のアルフレッドなんだ………
抱きしめてあげると泣きながらでも力強く抱きしめ返す彼に更に愛おしさを感じ頭を撫でる。

『わ、我は…子供じゃ無い………』

来たぁ〜ディストピアのツンデレ!!!かわいいなぁ〜!私はディストピアを満足するまで可愛がった。

『あー私のアルフレッドはやっぱりかわいいし、好きだなぁ〜』

『我もだ………エクシードの…事……その………好きだ。』

…がわ゛い゛い゛っ!今日の夜更に可愛がる!!もう決めた!!
と心に決め彼と笑い合い私達は再び愛を誓いあった。

−−−
一度失った者同士だからもう2度失わないって誓うんだよ
君を失って私は前に進めなかったけど…君も同じだと気付いて少し安心した。


END
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