『君を失って…………』ディストピア&アルフレッド

『我はっ…我はっ………ぐすっ…ぐすっ…ッ…うぁぁぁーっ!!!』

『大丈夫、君は何も失ってないじゃないか?ほら?私を見てごらん?私は誰だい?』

そう言われて両手で彼の手を握り次に頬に触れ髪に触れる
少し照れた笑いをしている彼が見え思わず目が合い、いつもの笑い合いになった。
目を閉じ落ち着いて来た頃にエクシードは少し申し訳なさそうに
「今から私がする事、許して欲しいな…本当に愛しているのはディストピアだけだからね?」と言ってまだ大泣きしているアルフレッドの元へ行った…

『アルフレッド、私だよ?分かるかい?』

『ッ…エクシード?コレは…………夢?』

『…うん、夢だよ?だからちゃんと起きないとだよ?悪夢から君は醒めないといけないんだ。』

『やだっ…エクシードにッ…会えたのにっ…………』

『ダメ、ワガママ言わないの…アルフレッドは代表でしっかりしていないといけないんだよ?』

エクシードが何か宥める言葉を言っているが………ダメだ……泣きつかれたのか……………眠気が…………
そこで我の意識が途絶えた。


−−−−エクシードSide

ちょっと出掛けるからたまにだしディストピアにアルフレッドと話すように頼んで帰ってきたら必死にアルフレッドを止めているディストピアが見えたからまずはディストピアを宥めた…
相当何かを我慢していたのかいつもより泣き跡が酷かった光を与え彼を精一杯宥めながら手を握ってあげてふと目があった瞬間ディストピアがいつもの困ったような嬉しいような笑顔をしたから安心した。
そのまま私はまだ泣き続けているアルフレッドを宥め始めるとバタッ!!と音がした振り返ると付き物が落ちたような表情をして寝ているディストピアが見え更に安心した…後でベッドに寝かせてあげようとディストピアばかり見ていたらアルフレッドが更にやけ酒を始めて大変になり始めた…………うっわ………夢だと感じてるからだ………
3/6ページ
スキ