『君を失って…………』ディストピア&アルフレッド

『光のアルフレッド…我だ…入るぞ?』

我はこの日久々にデータ元であるアルフレッドに会いに彼の部屋を訪問しに来ていた
度々グレー様がドアノブを握りマイナスのオーラが高確率で見えると言っていたが…

『返事がない…それに先程から漂うこの悲しみは…………?』

我は『哀しみ』を司る者だがそれとは違う悲しみがこの部屋から漂って………
とりあえず中に入るかと中に入ると相変わらず酒に酔った光のアルフレッドが居た
我には分かる…忘れたいくらい何かあったんだな?と…
近くに寄り声をかけたが、我の顔を見つめながら切なく笑いながら下を向いて感情が乱れたのか髪が伸び水色に輝いた…
抑えていても流石に言葉に出さずとも感情に出たのか?と察し我は
彼を支えながら優しく教えた。

『我よ…大丈夫だ、お前が思っているよりはそんなに………ッ………』

励ましていたらとてつもない悲しみが我を襲い泣けないが溢れそうになる気持ちを必死に抵抗し耐える
触れただけでこうなるとは……………………

『エクシードだけじゃなく………ジョーカーまで…………
小生は……誰も救えない……誰も………』

『ッ…!!!そんな事はないっ!!エクシードもジョーカーも我をアルフレッドを見ていてくれたんだっ!!我自身が気付かなかっただけだ…
誰も悪くないっ……』

いつもの明るい表情が無くずっと涙を流しながらでも声は寂しそうに言葉を呟きながらアルフレッドはずっと自分を責めていた…

『小生が悪いんだっ!小生がっ………気付けばエクシードもジョーカーも傷付かずにッ………うわぁぁーっ!友を愛する者を護れなくて何がっ…ッ………はぁっ………はぁっ………ぐすっ………ぐすっ……』

我には気持ちが誰よりも分かる気がしたアルフレッドが大泣きする程後悔をしているのはやはりエクシード関係だと分かるからな…
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