『記憶の中の面影』

ロスト
『…ダーク?』

何やら色んな思考をして我を観察仕出したダーク…
用事は良かったのか?会議は行かなくて良いのか?
色んな事が頭から浮かんでは消えを繰り返しながらダークに聞こうか悩んでいたらダークが笑って我を見ていた…

覚醒ダーク
『お前も黙っていれば可愛いやつなんだな?』

…??
初めて見たぞ!ダークのハニカミ笑顔!!コレはアルフレッドに報告…
そう思い動こうとした瞬間足が宙に浮き我はダークにお姫様抱っこされていた…

ロスト
『…ダークよ!こ、コレは我がお前にするこ…』

バタバタと暴れて抵抗するとキスをされ硬直してしまった…

覚醒ダーク
『普段からアルフレッドアーリーを抱っこしているから力だけはあるんだ。お前は黙って抱っこされていろ。』

こ、これではダークに負担がかかる…
だが、大丈夫と言われたら…

覚醒ダーク
『よし、アルフレッドの部屋に着いたな。』

ダークはそう言うと我を降ろしアルフレッドの部屋へ運んだ。

ロスト
『…アルフレッドは今は居ないぞ?ダークよ?』

覚醒ダーク
『…いや?居る。』

ダークはそう言うと我をアルフレッドのいつもの座っている椅子へ座らしサイドポニテを解いた。
サラッとダークに解かされた髪は原型を留めれなくて長いストレートヘアになってしまった。

覚醒ダーク
『…へぇ、髪を解いた姿だとお前更に綺麗なんだな?アルフレッドがもう少し歳を重ねたらこんな感じに髪が伸びるのかー』

我の髪を触りながら未来のアルフレッドを想像したダーク…
一応我もそのアルフレッドなんだが、残念ながら我は過去の存在に近いから何とも言えない。

ロスト
『満足したなら…返し…』

覚醒ダーク
『いいや!お前はしばらくは髪を解いていろ!ちなみに結んだら話してもやらないし、構ってもやらないからな!』

しまった…返してもらえないとは…。
我は頭を抱えてため息をついた

覚醒ダーク
『…やはりアルフレッドはカッコイイな。』

ふとダークを見ると恋する乙女みたいな表情をしながら我を見ていた。
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