『あの日の君にもう一度会いたい』

『…どうしますか?ミラージュナイト様。』

驚きを隠せないままの私を見ながらカオスブレイカーが問いただす。
私は平和の為に戦いたくない。
どうすれば止めれるのだろうか…

『…私は。』

『我々はリンクジョーカーです。王よ、全てを呪縛して世界を呪縛するのです。』

全てを…。

『ロイパラの若き王 アルフレッドまずはあの者を呪縛しましょう。』

急に頭の中に囁かれた洗脳に近い言葉…
私は何の為にここに…

『…私(わたくし)カオスブレイカー、一生アナタについていき共に地獄に行くと誓いましょう。さぁ、王…ご決断を。』

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気付いたら私は戦争真っただ中にいた。
周りを見渡すとたくさんの兵士が倒れている。
そうだ、私はアルフレッドを探しに来ていたのだ…
無我夢中でターゲットを探し走り抜けたふと、馬に乗り白い鎧を付け
周りの兵士に護られている騎士がいた。

『…見つけた。』

私は素早い動きでアルフレッドに近づき自分自身で作ったリングを投げかけた…

『…っ!前方にはディクテイター、左と上からは見知らぬユニット…そして右から…お前は誰だ?』

空からナナメに右にアルフレッドを狙い放った。
リングは思い通りにアルフレッド目掛けて飛んでいき獲物に当たった。

『…っ!アルフレッド殿、貴殿はまだこんな所で倒れてはいけない…』

『…お前はシャドパラの?どうして我を護った?!』

『我々シャドパラはファントムブラスター様に忠誠を誓うもの…だが、今はファントムブラスター様も謎の闇の力により自我を無くしソウルセイバー様を狙っている…そして貴殿も我が恋人ミラージュナイトに狙われた。俺は影の英雄だからどちらにも付かない…っ!アルフレッド殿…早く逃げなさい、ミラージュナイトの呪縛はアナタでは対抗出来ない。』

…何を、何を話しているんだ?
黒い騎士が突然現れアルフレッドを護って…

『…すまない。また出会う日があれば、何かで返す。だから、お前も生きて帰ってきてくれ!』

『…アナタがそう望むなら努力します。他クランの光の王。』

何か会話をしてアルフレッドを逃がした…

『ミラージュナイトっ!俺だ!ダークだ!何故お前がここにいる!』
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