『いつかまた、この場所で会えたら私の名前を呼んでください』アルフレッド×ヴィサス(ジョーカー)

『君がこの世界のアルフレッドなんだね、私は他世界のジョーカー
今はヴィサスの養母をしてるよ!』

ニコニコと笑いながら話す彼を見て小生は先程のヴィサスが幸せを掴んだ意味が少し分かった気がした。

『…小生はそちらはご存知かもしれないがこの世界のアルフレッドでヴィサスが話す想い出のアルフレッドだ。』

『写真で見るよりずっとか男前だね〜でも私が愛するアルフレッドよりはまだまだだなぁーふふっ!!』

そうか向こうはジョーカーを幸せに…どうしてもヴィサスを幸せに出来なかった小生は自分自身をまだ許せていなくて思わず下を向いてしまった。

『アルフレッド様、もしかしてヴィサスを幸せに出来なかったと後悔しているのかい?』

『っ!!え…っと…………』

『…ヴィサスはね最初から今まで…ううん、これからもずっと君が渡した本を持って幸せを学ぶだろうね!
いつも自慢げに見せてくれるんだよ…綺麗な字で書かれた文字の1冊の本を。』

しっかりとした優しい声色で伝えたられた小生が知らないヴィサスの姿…あの本を………全く君って子は………………。

『養父であるアルフレッドにね、その本は基礎的な事を教えてくれるからそれを基準にして私達とコレからゆっくり幸せになっていこう!って言われて今のヴィサスになったんだよ!
最初に会った彼もかわいいけど今のヴィサスすっごくかわいいよね!自慢の息子なんだ〜!!』

キラキラな笑顔で話す養母のジョーカー
だからヴィサスがあんなに幸せそうだったのか…

『アルフレッドの前では言えないんだけどね………
ヴィサスに幸せのキスしているの本当は羨ましいなって…
ふふっ!!また私も他世界に帰ったらアルフレッドにしてもらおー!』

…コレは惚気という物か?小生は初めて聞くんだが?アーリーとは互いにダークの話をしたりしているが……………
何だかアルフレッドと言われているのに小生と違うというだけで
こんな…もやもやするものなのか?
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