『いつかまた、この場所で会えたら私の名前を呼んでください』アルフレッド×ヴィサス(ジョーカー)

『ジ…ジョーカー?』

『な、何で問いかけているの?そうだよ?実はね………キャッ!?ア…アルフレッド?』

『ッ…ジ、ジョーカーっ!すまなかった!小生が君をちゃんとっ…ずっとずっと側にっ………』

ジョーカーとわかった瞬間何故か涙が更に流れて止まらなかった…
ギューッと彼を抱きしめると彼は戸惑いながらも喜んで震えた声で答えてくれた。

『ありがとう…そんな優しいアナタが私は今でも大好きです。
どれだけ記憶を呪縛しても…アナタとの想い出やアナタを思う気持ちは消せなかった。
私…頑張ってあの時くれた本の通りに幸せになったんだよ!
もう、大丈夫だからっ…………アルフレッド…………』

スッと少しだけ小生からジョーカーが離れて両手を握りながら優しいキスをしてきた…
気持ちが温かくなり彼に身を任せてしまった。

『…アルフレッド、幸せになれたでしょ?コレが私が知った幸せ…
ふふっ!!アルフレッドの光はやっぱり良いなぁ…温かいし何より
…………私が一番欲しかった光…久しぶりに感じた!!ああーこのポカポカした感じ〜お義父さんのとはまた違った光!!……好きぃ…………。』

彼は小生とのキスを満足するまでして今余韻に浸っている
……………?アレ?彼はこんな人だっただろうか?何だか違う気が……?
小生の光を体感しながら恍惚な表情をしている姿を見ているとジョーカーはやはりグレーの子だなと安心して小生も笑顔になっていた
他世界の養父母には感謝せねばな…良かった彼が彼らしく居てくれて。

『今日は呼ばれたから来たけど、普段なら義母さんとお買い物しているんだよ?』

『そうなのか?』

『うん、義父さんにねいっぱいお土産買ってあげるとお義父さんはね素直じゃ無いから照れちゃってねーそれがまた可愛くて〜』

とてつもない父親好きの子になっている…………他世界で一体何が?
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