『いつまで経っても忘れないように………』プロトジョーカー×アルフレッド

『エクシードと間違えてすまなかった!嫌な気になったのな………』

『"大丈夫…アルフレッド…大丈夫だからね…今は私と君しか居ないのだから…"』

ギュッと抱きしめ返して優しくポンポンっと再び言い聞かせながら背中を叩いてあげるとアルフレッドは
少しだけ戸惑ったあと抱きしめ返してくれた。

『ッ…………ぐすっ………ぐすっ…』

エクシードに対する気持ちをどうしたら良いか分からず抑えてしまう彼にかつての私を重ねた
ゴメンね、私にはコレしか出来なくて……………

『プロトはっ………エクシードじゃないっ…………』

『"う、うん。"』

『でも、小生の大切な………』

顔を上げて涙でグチャグチャな顔なのに何故か私には
可愛くて…愛おしく見えた。

『唯一無二の友であり愛する人だ…………』

あぁ…アルフレッドは変わらない
あの時のままで、私をちゃんと見てくれている。
目を閉じ想いにふける…アルフレッドと過ごしたエクシードの記憶が蘇った。

『"…そうだね、私達は変わらないんだ。
だから君がエクシードを愛していても何も悪くないんだ
アルフレッド様…この先何があろうと私達はアナタのお側に居ます
だから忘れないで…君だけが好きだという気持ちがある事…
私達だって…アルフレッドが大好きなんだからね?"』

『…プロト。』

『"狂うほどアナタを愛しています…ずっとずっと。"』

『ありがとう…小生を愛してくれて…小生の側に居てくれて…』

アルフレッドがいつもの苦笑じみた笑顔で答えてくれた
そんな彼も可愛くて更に好きな所が増えたなぁと感じながら
二人でジョーカーの帰りを待った。
5/8ページ
スキ