『いつまで経っても忘れないように………』プロトジョーカー×アルフレッド

『"ゴ、ゴメンよ!アルフレッド!!もう少し温めの方が良かったね!
暫くは冷たい水で我慢してくれるかい?"』

『もー!君は相変わらずだね?あれ程お茶はフーフーして飲みなさいって言ったじゃないか!!仕方ないなぁ…フーフー…フーフー…』

慌てる二人のエクシードSを見て何故か懐かしさを感じ笑ってしまった…
ヒリヒリとする舌がまだ治まっていないがお茶以外にも温かくとても懐かしさを感じ少しだけ涙が出た…………
あぁ…彼も………こうだったなって………想い出だけは綺麗に鮮明に残っていて………苦しいけど……けど……温かい。

『"アルフレッド?…………マイナスの感情じゃない?"』

『え?プロト?本当か………い…………本当だね?泣いているのに…?』

あー温かいな…………本当に……………

泣きつかれたのか小生は持っていたコップを落とし目を閉じた。
最後に覚えているのは…

『"アルフレッド!!"』

プロトの小生を呼ぶ声だった…………。

−−−−プロトSide

ジョーカーと二人で舌を火傷したアルフレッドを助けていたら急にコップが落ちるような音が聞こえ焦りながら向くと彼がソファに力無く眠るように倒れた
慌ててジョーカーと支えると何処かしら幸せそうな表情をしながら笑っていて私達には見えないけど、喜びのオーラが見えていた。

『"どうやら泣き疲れたんだね…ふふっ…こんなにも幸せそうな表情して…かわいいね、アルフレッド。"』

『当たり前じゃないか!私達エクシードSが愛してるアルフレッドだよ?かわいくないわけ無い!!ったく、とりあえず私はグレー様に報告しに行くからプロト!!代わりに看ておいて!!変な事したら許さないからね!!』

スタスタと早足で部屋を歩きバンッ!とドアを開けてドンッ!!とドアを閉めてグレー様に報告しに行ったジョーカー。
ワープで研究所まで行けば速かったのでは?と考えたが止めた。
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